本コラムでは、宅建と簿記2級のダブルライセンスのメリットや、資格試験の難易度の違いを紹介しています。

宅建と簿記2級は、いずれも社会人に人気の資格です。

両者は仕事に役立つ資格としても知名度が高いため、取得を検討している方も多いでしょう。

宅建や簿記2級の資格試験に挑戦しようと考えている方は、ぜひ本コラムを最後までご覧ください。

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宅建と簿記2級のダブルライセンスについて!

ここでは、宅地建物取引士(以下、宅建)と日商簿記検定(以下、簿記)2級のダブルライセンスを取得するメリットや、資格を取得する順番について解説します。

  • 宅建と簿記2級のダブルライセンスのメリットは?
  • ダブルライセンスを目指す場合どちらから取得すべき?

宅建と簿記2級のダブルライセンスのメリットは?

宅建と簿記2級のダブルライセンスによって、さまざまなメリットを得られます。

宅建は、以下の3つの独占業務を有する業務独占資格です。

  1. 重要事項の説明
  2. 重要事項説明書(35条書面)への記名
  3. 37条書面への記名 

これらの業務は、宅建士しか行えません。一方で、不動産関係の会社で働く宅建士の業務は多岐に渡ります。

顧客の不動産売買をサポートしたり、不動産運用のコンサルティングを行ったりと、さまざまな業務に携わる場面があるでしょう。

不動産売買にはお金がつきものであるため、宅建士が簿記の知識を身に付ければ、顧客に対してより良質なサービスを提供できる可能性が高まります。

また、すでに簿記2級の資格を持っている方が宅建の資格を取得すれば、不動産業界での会計を担当する際に、宅建の知識を活かせる場合があるでしょう。

ダブルライセンスを目指す場合どちらから取得すべき?

宅建士と簿記2級のダブルライセンスを目指す場合は、自分の環境や希望する働き方に応じて、資格取得の順番を判断するのが一般的。

基本的には、今働いている業界やこれから目指したい業界の関連資格を優先すると良いでしょう。

例えば、不動産業界で働いている方や、不動産業界への転職を目指している方は、先に宅建から取得することがおすすめ。

対して、すでに経理担当として働いている方がスキルアップを目指す場合や、同職種への転職を考えている場合は、簿記2級から取得すると効率的です。

一方、最短距離でダブルライセンスを目指したい場合は、試験日から逆算するという考え方もあります。

宅建試験は例年10月の第3日曜日に実施されますが、簿記2級の試験は、CBT方式によるネット試験で原則いつでも受験できます。

例えば今から勉強して宅建試験に間に合わないと感じる場合は、まず簿記2級を取得してから次回の宅建試験の準備に注力するのもひとつの手です。

資格試験の勉強の進め方や、講座の選び方などでお悩みの方は、アガルートアカデミーが無料で行っている受講相談を活用してみましょう。

宅建と簿記2級の試験はどちらが難しい?簿記1級や簿記3級は?など解説

ここでは、宅建と簿記2級および簿記1級・簿記3級の合格率や、合格に必要な勉強時間の目安を比較し、それぞれの資格試験の難易度について解説します。

  • 勉強時間の比較
  • 合格率の比較
  • 前提知識や独学か予備校かでも難易度は変わってくる

勉強時間の比較

宅建と簿記2級の資格試験の難易度を必要な勉強時間の目安で比較した場合、宅建の方が簿記2級よりも難易度が高いと考えられます。

宅建の資格試験に合格するために必要な勉強時間の目安は、300〜400時間とされています。

対して、簿記2級の試験に合格するために必要な勉強時間の目安は、約100〜200時間です。

また、簿記1級の場合は約500〜600時間・3級の場合は約50〜100時間の勉強が必要です。

宅建と簿記2級を比較すると、宅建の方が約200時間必要な勉強時間数が多いことがわかります。

一方で、簿記1級・3級を含めて比較した場合は、必要な勉強時間数が多い順に、簿記1級、宅建、簿記2級、簿記3級となります。

合格率の比較

宅建と簿記2級の取得難易度を資格試験の合格率で比較すると、宅建の方が簿記2級よりも難易度が高いと考えられます。

また、簿記1級・3級を含めて比較した場合は、合格率が低い順に、簿記1級、宅建、簿記2級、簿記3級となります。

宅建士試験の令和7年最新の合格率は18.7%、過去5年間の合格率は13.1%~18.7%です。

一方で、簿記2級統一試験の令和8年2月最新の合格率は15.1%、過去5年間の合格率は15.1%〜28.8%となっています。

なお、簿記2級および3級は、2022年4月よりCBT方式のネット受験が可能になりました。

宅建の合格率は以下の通りです。

年度合格率
2025年度
(令和7年度)
18.7%
2024年度
(令和6年度)
18.6%
2023年度
(令和5年度)
17.2%
2022年度
(令和4年度)
17.0%
2021年度
(令和3年度12月実施)
15.6%
2021年度
(令和3年度10月実施)
17.9%

簿記各級の統一試験・ネット試験の合格率は、以下の通りです。

1級

合格率
171(2025.11.16)15.2%
170(2025.6.8)14.0%
168(2024.11.17)15.1%
167(2024.6.9)10.5%
165(2023.11.19)16.8%
164(2023.6.11)12.5%
162(2022.11.20)10.4%
161(2022.6.12)10.1%

2級(統一試験)

合格率
172(2026.2.22)15.1%
171(2025.11.16)23.6%
170(2025.6.8)22.2%
169(2025.2.23)20.9%
168(2024.11.17)28.8%
167(2024.6.9)22.9%
166(2024.2.25)15.5%
165(2023.11.19)11.9%

2級(ネット試験)

期間合格率
2025年4月~2026年3月32.9%
2024年4月~2025年3月35.7%
2023年4月~2024年3月35.2%
2022年4月~2023年3月37.1%

3級(統一試験)

合格率
172(2026.2.22)33.6%
171(2025.11.16)34.5%
170(2025.6.8)42.4%
169(2025.2.23)28.7%
168(2024.11.17)29.5%
167(2024.6.9)40.7%
166(2024.2.25)36.3%
165(2023.11.19)33.6%

3級(ネット試験)

期間合格率
2025年4月~2026年3月40.8%
2024年4月~2025年3月38.6%
2023年4月~2024年3月37.1%
2022年4月~2023年3月41.2%

参考:簿記 受験者データ | 商工会議所の検定試験

参考:宅建試験の難易度や合格率は?偏差値で例えると?難しい?など解説

前提知識や独学か予備校かでも難易度は変わってくる

このように、資格試験の難易度は、必要な勉強時間の目安や合格率などから推測できます。

しかし、難易度の感じ方は人によってさまざまです。

同じ資格試験を受けた場合でも、前提知識がある方は試験が簡単だと感じるでしょう。

また、一般的には、独学よりも通信講座や予備校などでプロの指導を受けた方が、合格確率は上がるでしょう。

アガルートでは、実力派講師の指導を受けられる宅建講座を提供しています。

学習サポーターによるスケジュール管理や、質問制度などのサポートが充実しているため、スムーズに学習を進められるでしょう。

また、資料請求によって講座を無料体験できるため、教材との相性を確認してから受講を判断できます。

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宅建とは? 

宅建とは「宅地建物取引士」を略した言葉で、宅地建物取引業法に基づいて定められた国家資格のことを指します。

また、宅建資格の保有者は、一般的に宅建士と呼ばれます。

宅建士の主な仕事は、 専門知識を活かして不動産契約の内容説明や顧客への情報提供を行い、公正な不動産取引を担保することです。

宅建士は3つの独占業務を有する業務独占資格であるため、不動産業界で重宝される傾向があります。

また、金融業界や建築業界などでも、宅建士としての知識を活かせるでしょう。

参考:宅建とは?宅建士の仕事内容や独占業務・求められる能力について紹介

簿記とは?

簿記とは、企業の経営活動を帳簿に記録し、財務状況を明らかにするための技能のことです。

簿記のスキルを習得すれば、会計の基礎知識に加え、財務諸表を読み解く力や経営に関する分析力が身に付きます。

簿記検定試験に合格し、簿記の資格を取得することで、これらの知識やスキルをアピールできるでしょう。

なお、簿記検定は知識のレベルに応じて3級から1級までに分かれており、それぞれ出題範囲が異なります。

企業から評価されるためには、一般的に日商簿記検定2級以上の知識が必要であるといわれています。

参考:簿記とは

まとめ

本コラムでは、宅建と簿記2級のダブルライセンスを取得するメリットや、資格試験の難易度の違いを紹介しました。

本コラムのまとめは、以下の通り。

  • 宅建と簿記2級のダブルライセンスによって、仕事に役立つ知識を得られる
  • ダブルライセンスを目指す場合は、まず今働いている業界や目指したい業界の関連資格から取得することがおすすめ
  • 宅建と簿記の難易度を比較すると、簿記1級>宅建>簿記2級>簿記3級の順に難易度が高い

宅建と簿記2級は、どちらも転職・就職時に評価を得られやすい資格です。

両資格の知識を組み合わせれば、実務の面でもさまざまなメリットを得られるでしょう。

本コラムを参考に、宅建と簿記2級の資格試験に挑戦してみてはいかがでしょうか。

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