宅建の勉強方法総まとめ!おすすめの順番やコツを初心者向けに解説!
- 2024.04.16

「宅建に合格できる勉強方法を知りたい!」「どの科目から手をつけるべき?」などと困っている方もいるのではないでしょうか。
宅建試験に合格するためには、正しい勉強方法を知っておくことが重要です。
また、独学やスクール、通信講座など、勉強スタイルを決めかねている方もいるでしょう。
この記事では、効率の良い宅建勉強のコツやおすすめの順番などについて紹介します。
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宅建の初心者に効率の良い勉強法は?何から始めるべき?
宅建試験は、不動産業界でのキャリアを目指す方にとって重要な一歩です。
しかし、初心者にとっては試験内容や出題範囲、目標点などが分からず、何から始めれば良いのか迷うことも多いでしょう。
ここでは、効率的な勉強法と始める際のポイントについて以下の6つを紹介します。
- 試験内容や出題範囲を知る
- 目標点を決める
- 優先順位を決める
- テキストでインプット
- 過去問集や予想問題集を繰り返し解く
- 答練や模試で磨きをかける
①試験内容や出題範囲を知る
宅建試験の合格に向けて、まず行うべきことは試験内容や出題範囲を知ることです。
宅建試験は法律や不動産に関する知識を問われるため、その範囲を理解することで無駄な時間を使わずに効率よく学習できるでしょう。
また、自分の弱点や不得意な分野を把握し、そこに集中して対策を立てることができます。
以下は、宅建試験の科目や問題数、主な出題範囲をまとめたものです。
| 科目 | 問題数 | 主な出題範囲 |
|---|---|---|
| 権利関係 | 14問 | ・民法 ・借地借家法 ・区分所有法 ・不動産登記法 |
| 宅建業法 | 20問 | ・宅建業法 ・免許 ・宅地建物取引士 ・報酬の制限 |
| 法令上の制限 | 8問 | ・都市計画法 ・建築基準法 ・国土利用計画法 ・農地法 ・宅地造成及び特定盛土等規制法(または盛土規制法、旧:宅地造成規制法) ・土地区画整理法 |
| 税・その他関連知識 | 8問 | ・税金 ・不動産鑑定評価基準 ・地価公示法 ・景品表示法 ・土地、建物 ・住宅金融支援機構 |
宅建試験は全部で50問あり、試験時間は2時間です。出題形式は4択のマークシート式であり、記述問題は出題されません。
また、毎年の合格点は変動するため、最新情報を確認することが重要です。
以下の表では、一般財団法人不動産適正取引推進機構の「試験実施概況(過去10年間)」から合格基準点をまとめました。
| 実施年度 | 合格基準点 |
|---|---|
| 令和7年度 | 33点 |
| 令和6年度 | 37点 |
| 令和5年度 | 36点 |
| 令和4年度 | 36点 |
| 令和3年度(10月・12月試験) | 34点・34点 |
| 令和2年度(10月・12月試験) | 38点・36点 |
| 令和元年度 | 35点 |
宅建試験の内容についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
関連コラム:宅建試験の内容~試験時間・試験科目・出題範囲・受験料など~
②目標点を決める
初心者が膨大な範囲の宅建を完全網羅することは、容易ではありません。
そのため、満点を目指すのではなく、合格点を得点できるように学習計画を立てることが重要です。
先述したとおり宅建試験の合格点は毎年変動するため、38〜40点程度の得点を目指すといいでしょう。
この得点を目標にしながら、頻出問題や苦手分野に集中して勉強を進めることをおすすめします。
③優先順位を決める
初心者が宅建試験の勉強に必要な時間は300時間と言われています。
そのため、出題範囲の広い宅建は、科目ごとの特徴や出題傾向に合わせて学習の優先順位を決めることが欠かせません。
詳しくは2章で解説しますが、おすすめの学習優先順位は、権利関係→宅建業法→法令上の制限→税・その他関連知識です。
宅建試験の科目の中でも権利関係は出題形式が豊富であり、問題文を理解するのに時間がかかります。
宅建の勉強をしている方のほとんどが苦手とする科目であるため、できるだけ早い段階で着手しておきましょう。
④テキストでインプット
宅建試験に合格するためには、自分に合ったテキストを選び、インプットすることが重要です。
テキストには満点ではなく合格点を目指して学習範囲を絞ったものや、初心者にも理解しやすいイラスト・表・図解付きのものなどがあります。
市場には宅建試験対策のテキストが豊富に出回っていますが、色々なものに手を出すのはおすすめしません。
自分の学習スタイルや理解度に合ったテキストを選び、その1冊に集中して取り組むことで、より効果的に学習できるでしょう。
⑤過去問集や予想問題集を繰り返し解く
インプットを終えたら、問題集で実際に解いてみることが大切です。
過去問や予想問題集を使って、自分の理解度や苦手分野を確認しましょう。
宅建試験では過去問から出題される分野も多いため、繰り返し問題を解くことで傾向や出題形式を把握し、対策を立てることができます。
また、最新の傾向や法改正などを予想問題集でカバーすることで、宅建試験にも自信をもって挑めるでしょう。
なお、宅建試験では満点を目指す必要はありませんが、他の受験者が解ける問題は落とさないようにすることが重要です。
⑥答練や模試で磨きをかける
宅建試験は年に1度しか実施されないため、本番に近い形で解くことができる答練や模試を活用しましょう。
模試を受験する際には、本番同様の時間配分を心がけ、解答の正確性だけでなくスピードも意識して取り組むことが重要です。
また、模試の結果を振り返り、洗い出した苦手分野に対する対策を練ることにも役立ちます。
宅建の勉強法おすすめの順番は?勉強のコツや進め方
宅建試験に向けたおすすめの学習優先順位は、権利関係→宅建業法→法令上の制限→税・その他関連知識とお伝えしました。
ここでは、宅建の勉強法のおすすめの順番やコツについて詳しく紹介します。
①権利関係
権利関係は、不動産取引において基礎となる重要な知識です。
売主と買主の権利や義務、契約の成立条件などについて理解しましょう。権利関係の主な出題範囲は以下のとおりです。
- 民法
- 借地借家法
- 区分所有法
- 不動産登記法
権利関係は宅建試験50問中14問も出題されるため、早い段階で問題に慣れておく必要があります。
とはいえ、民法を完全に理解しようとすると時間を使いすぎてしまい、他の科目に手が回らなくなるかもしれません。
まずは出題範囲を把握し、関係図を描いて「問題文で何を聞かれているか」に焦点を当てることが勉強のコツです。
②宅建業法
宅建業法は、不動産取引における基本的な法律や規制に関する知識を学ぶ分野です。宅建業法の主な出題範囲は以下のとおりです。
- 宅建業法
- 免許
- 宅地建物取引士
- 報酬の制限
宅建業法は配点比率が4科目中最大(40%)であり、50問中20問出題されます。
膨大な出題範囲の中から勉強しなければならない権利関係とは異なり、宅建業法はテキストに記載された内容がそのまま出題されることも少なくありません。
過去問で出題された内容を違う視点でアプローチされることもあり、過去問対策をしていれば得点しやすいのが特徴です。
暗記作業を行い、問題集を繰り返し解きましょう。
③法令上の制限
法令上の制限は、住みやすい街づくりのために不動産の使用を法律で制限する分野です。主な出題範囲には以下のようなものが挙げられます。
- 都市計画法
- 建築基準法
- 国土利用計画法
- 農地法
- 宅地造成及び特定盛土等規制法(または盛土規制法、旧:宅地造成規制法)
- 土地区画整理法
法令上の制限は50問中8問しか出題されませんが、専門用語が多く、問題文を理解するのに苦労する科目です。
まずはおおまかに専門用語の意味を把握し、規制に関しては設けられた意図を考えるようにしましょう。
特に、都市計画法と建築基準法は4問程度出題されるため、優先的に勉強することをおすすめします。
④税・その他関連知識
税・その他関連知識は、不動産取引に関する税金、権利関係や法令上の制限以外の法律などが出題される分野です。
主な出題範囲は以下のとおりです。
- 税金
- 不動産鑑定評価基準
- 地価公示法
- 景品表示法
- 土地、建物
- 住宅金融支援機構
税・その他関連知識は50問中8問出題されますが、満点を取るのが難しい傾向にあります。
試験年度によって難易度に極端な差があり、初見の知識を問われる内容が出題されると正解率がガクンと下がってしまう状況です。
そのため、勉強する際は過去問で準備しておく程度でいいでしょう。出題数は少ないため、広く浅く勉強することが大切です。
他の科目を勉強したあとの息抜きや通勤・家事の合間などで、少しずつ進めることをおすすめします。
宅建の勉強法は3つ!初心者におすすめは?
宅建の勉強をする際、初心者にとっては勉強方法やスケジュール管理などが課題となるでしょう。
宅建の勉強法には独学・スクール・通信講座の大きく分けて3つあります。
それぞれのメリットやデメリットを考慮して、自分に合った方法を選ぶことが重要です。
独学
独学のメリットは、自分の好きな時間や場所で勉強できることや、コストがかからないことです。
また、YouTubeやアプリなど、インターネット上には独学に活用できるものが豊富にあります。
一方で、豊富な学習教材の中から初心者に適したものを選び出すのは難しく、テキスト選びやスケジュール管理をすべて自分で行わなければならないというデメリットもあります。
質問や相談ができる環境がないため、理解が難しいポイントに対処するのが難しい場合も少なくありません。
独学は、費用を抑えながら自分のペースで勉強したい方におすすめです。
しかし、1人でモチベーションを維持しながら継続的に勉強をするのが難しい方や、あまり時間をかけずに合格したい方は、スクールや通信講座のほうが向いているでしょう。
スクール
スクールのメリットは、テキストやカリキュラムが用意されており、初心者にとってわかりやすいことです。
専門講師や他の受講生に質問ができるため、理解が難しい箇所もスムーズに解決できます。また、受講仲間がいることでモチベーションを維持しやすくなることも魅力的でしょう。
一方、デメリットとしてはコストがかかることや、授業時間が決まっているため仕事や学校との両立が難しいことが挙げられます。
通学できる範囲内でスクールを探す必要があり、通学時間や移動の手間も考慮しなければなりません。
スクールは、ある程度お金に余裕があり、手厚いサポートを重視する方におすすめです。
通信講座
通信講座のメリットは、スクール同様にテキストやカリキュラムが用意されているため、初心者にもわかりやすいことです。
また、自分の好きな時間と場所で学習できるため、独学に近い環境で効率的に学習できます。
通信講座によっては学習方法に合わせたコースが選べることや、スクールよりは比較的安価であることなども魅力的です。
一方、講師が目の前にいないため、質問や相談の回答に時間がかかることがあります。通信講座によってはサポート体制に差があることも少なくありません。
通信講座は、独学とスクールの中間的な学習形態です。特に、仕事や家事などで忙しい方や近くにスクールがないような地方に住んでいる方などに向いています。
スマホアプリでスキマ時間を有効活用する
宅建試験合格には、日々の「スキマ時間」をいかに有効活用するかが鍵を握ります。
スマホアプリを活用すれば通勤や通学、休み時間などのスキマ時間を使って効率的な勉強が可能です。
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まとめ
宅建試験の勉強は、計画的かつ効率的に進めることが重要です。
理解が難しく学者範囲の広い権利関係から着手し、基本的に暗記で太刀打ちできる宅建業法、その後に法令上の制限、税・その他関連知識の順番で勉強を進めていきましょう。
また、自分に合った勉強法を見つけることが成功への近道です。
初心者の方でも費用を抑えて効率よく勉強を進めたい場合は、通信講座を検討してみるといいでしょう。
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この記事の著者 新川 優香
現在は不動産ライターとして不動産売買仲介から賃貸仲介、物件管理に関わる執筆活動をしている。
保有資格は宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、FP2級。