宅建試験が近づいてくると「模試を受けるべき?」、「どこの模試がおすすめか知りたい」と不安になる方が増えてくるのではないでしょうか。

模試は全国の会場またはオンラインで開催されており、自分の実力を試すのに役立ちます。

本コラムでは、模試のメリットや公開模試4選、受けるタイミングや回数などについて解説します。

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宅建の模試はやるべき?模試を受ける4つのメリット

宅建試験に合格したいのであれば、模擬試験は受けたほうがよいでしょう。

なぜなら、模試は合格に向けた準備を行ううえで重要な役割を果たすからです。ここでは、模試を受けるメリットを4つ紹介します。

  • 自分の実力が分かる
  • 本番と同じ環境で受験できる
  • 時間配分を確認できる
  • 新しい問題が解ける

自分の実力が分かる

模試を受ける最大のメリットは、自分の実力を客観的に把握できる点です。

ほとんどの受験生が宅建試験に向けて過去問を繰り返し解いていますが、同じ問題に慣れてしまうと答えを丸暗記し、理解を後回しにしてしまっている恐れが少なくありません。

しかし模試では、初見の問題を本番同様の出題形式、難易度、雰囲気で解くことができるため、自分の理解度や弱点を把握するのに役立ちます。

また、模試の結果から全受験者数の中の自分の順位を把握でき、間違ってはいけない問題を見つけることも可能です。

したがって、模試はより具体的な学習計画を立てることができ、合格に向けて効率的に準備を進めることを可能にしてくれます。

本番と同じ環境で受験できる

模試は本番と同じ環境で受験できるため、さまざまなメリットを享受できます。

まず、模試のように本番同様の雰囲気を体験することが新たな刺激となり、モチベーションの維持に繋がります。

毎日自宅で勉強をしている方はマンネリ化し、質が低下している恐れも少なくありません。

また、メンタルの弱い方や緊張感が苦手な方にとって、本番で実力を発揮するためにも、会場受験の模試を経験しておいたほうがよいでしょう。

緊張してしまうと、本番で思考が鈍ってしまう恐れがあります。

これらの理由から、本番と同じ環境で受験できる模試は経験しておいたほうが良いでしょう。

時間配分を確認できる

宅建試験では、2時間以内に50問解くことが求められるため、1問あたりに割ける時間は約2分半です。

模試を受けることで、自分の時間配分が適切であるかどうかを確認できるほか、問題を解く順番も再検討できます。

宅建試験本番で「時間が足りなくて解けなかった」と後悔しないためにも、時間配分を確認できる模試は受けたほうがよいでしょう。

新しい問題が解ける

模試は、過去の試験問題や最新の動向を反映した問題が出題されます。

そのため、自分の実力や理解度を試すだけでなく、新しい問題にも取り組むことができるでしょう。

宅建試験を受ける年に法改正があれば本番で出題される可能性は高いため、模試で対策している方はそうでない方よりも知識を身につけることが可能です。

また、言い回しが違うだけでも新しい問題を解いているかのような感覚を経験できます。

そのような問題を解いておくことで、本番にも動じることなく対応できるでしょう。

2026年宅建公開模試4選!おすすめは?日程・申し込み・料金など

模試は、予備校や通信講座などが過去の出題傾向や最新の動向を分析したうえで予想問題を出題しているため、その年の宅建試験で出題される可能性の高い問題といえます。

本番で実力を発揮するためにも、受験者数が多く、的中率の高い模試を受けることが合格の鍵です。

ここでは、宅建のおすすめ公開模試を4つ紹介します。

予備校名称試験日受験タイプ料金(税込)
アガルート模擬試験2025年7月30日~2025年10月31日自宅3,278円
LEC宅建士模試会場:2026年9月20日、21日、23日
自宅:2026年9月20日~23日回答入力
会場or自宅5,500円
TAC全国公開模試会場:2026年9月30日、10月1日~4日(会場による)
自宅マークシート:2026年9月18日発送、10月2日TAC必着
自宅Web:2026年9月18日~10月5日入力
会場or自宅4,000円
日建学院全国統一公開模擬試験2026年10月4日(日)教室or自宅5,500円
※当サイトがこの模試の利用を推奨しているわけではなりません。 ※2026年情報が不明なものに関しては2025年情報を掲載しています。

アガルートアカデミー

アガルートアカデミーの模擬試験は、3,278円ととにかく安く受験することが可能です。

この講座では、問題文の読み方・問題文との向き合い方から解説を始め、各問いで問われている内容の解説・復習に留まらず、いわゆるマイナー論点が出題されたときの心構え等試験に臨むのにあたり求められる姿勢を含め、合格に必要な要素をすべて伝えています。

また、例えば「10日以内」というルールが定められている場合にこの数字を「20日以内」と変えるなどといった特徴が見受けられる問題文の読み方・問題の解き方も指導しています。

以下のYoutube動画で当該模擬試験のサンプル講義が公開されているので、まずは確認してみると良いでしょう。

LEC

LECの模試は、宅建試験の2か月前、1か月前、直前という具合に段階的に難易度が上がっていくことが特徴です。

表で紹介した5,500円(税込)の「宅建士模試」は複数用意された模試の中のひとつであり、「3大模試」は18,700円~で以下の模試がお得なパックとして用意されています。

  • 全日本宅建公開模試 基礎編(全2回)
  • 全日本宅建公開模試 実戦編(全3回)
  • ファイナル模試(全1回)

「実戦編」は過去問の知識のみでは解答が難しいレベルの問題が出題されるため、知識のレベルアップが期待できます。

10月に行われる「ファイナル模試」は、宅建試験と同等レベルの難易度+出題予想問題で構成されており、段階的に知識を身につけられることが魅力です。

TAC

TACの「全国公開模試」は、毎年10,000名以上が受験する模試です。

LECのように複数回模試が行われるわけではありませんが、本試験での的中率が高く、高精度の個人別成績表が評価されています。

個人別成績表では、全国ランキングはもちろん、総合成績判定や科目別得点表示によって弱点を把握でき、復習方法をまとめた学習指針もチェックすることが可能です。

※TACの2026年度模試は2026年6月に販売開始されました。詳細は上記の表とこちらをご確認ください。

日建学院

2026年度は10月4日(日)に実施予定で、全国47都道府県の日建学院各校で受験できます。

日建学院の「全国統一公開模擬試験」は受験者が多いため、より本番に近い「全受験者の傾向」と「全国レベルでの自分の実力」を把握できます。

また、教室だけでなく自宅での通信受験も可能です。

受験後は個人分析表が発行され、全国順位や弱点分野を詳細に確認できます。

ただし、自宅受験の場合は、個人分析表は発行されず、Web採点と正答率表のみとなるため気をつけましょう。

宅建の模試は無料で受けられる?

宅建の模試は無料で受けることが可能です。

LECの「0円模試」は0円といえど、本番さながらの本格模試になっています。

本試験の3か月前である7月中旬に実施しており、会場受験と自宅受験のいずれかを選択可能です。気軽に体験したい方は、ぜひチェックしてみてください。

過去にはクレアールでも無料模試を一部公開していました。

クレアールの宅建士講座を受講している方は利用できませんが、独学の方で弱点を把握したい方は、最新の実施情報を公式サイトで確認してみるとよいでしょう。

宅建の模試はいつ・何回受けるべき?直前だけでいいの?

宅建の模試を、いつ・何回受けるべきかは悩ましい問題です。

目安として、本番まで少し余裕のある8〜9月時点で自分の実力を確認するために受験する方が多いでしょう。

とはいえ、最適な模試の受験回数や時期は人によって異なります。以下で、受験時期や回数についてのアドバイスをまとめました。

  • 最低でも2回受験する
  • 直前期9月の受験がおすすめ

最低でも2回受験する

1回目の受験で自分の実力を把握し、2回目の受験で前回の弱点をカバーできているかどうかの確認ができます。

なお、再受験を考えている方や、早めに全科目の学習を終えた方は、3回受験するのもおすすめです。

複数回の受験を通して、自分の力を最大限に発揮することができるでしょう。

直前期9月の受験がおすすめ

9月に模試を受けることで、本番に向けての最終調整を行うことが可能です。

9月の前半に1回目を受験し、期間を空けてから9月の後半に2回目の受験をするとよいでしょう。

模試を3回受験する場合、7月~8月に1回目の模試で弱点分野を洗い出し、対策してから直前期の9月に2回目と3回目の模試に挑むとより効果的でしょう。

早い段階で弱点分野を見つけ、修正する時間を確保できます。

それぞれ自分にとって最適なタイミングで模試を受験し、実力を確認しながら効果的な対策を練ることが合格への近道です。

宅建の模試は何点取れれば合格できる?

宅建の模試は最近の合格点の傾向から考えると、38点の得点を目指したいものです。

以下の表では、一般財団法人不動産適正取引推進機構が公表している「試験実施概況(過去10年間)」から合格基準点をまとめています。

実施年度合格基準点
令和7年度33点
令和6年度37点
令和5年度36点
令和4年度36点
令和3年度(10月・12月試験)34点・34点
令和2年度(10月・12月試験)38点・36点
令和元年度35点

表を見ると合格基準点が33~38点のため、それ以上の点数を模試で取らないと不安になってしまうかもしれません。

しかし、重要なことは模試の点数ではなく自分の現状を知って適切に対応することです。

宅建に合格するための模試の活用方法とポイント

ここでは、宅建に合格するための模試の活用方法とポイントを以下の4つ紹介します。

  • その日のうちに復習す
  • 弱点を洗い出す
  • 時間配分を見直す
  • 難しいと感じても落ち込まない

その日のうちに復習する

宅建模試を受けたあとは、その日のうちに復習することが重要です。

解けなかった問題や疑問に思った問題については、強く記憶に残っているうちに解説を読んで理解したほうが効率もよいでしょう。

ほかの受験生の正答率が高い問題で自分が間違えてしまった場合、本試験では致命的なミスとなるため、必ず得点できるよう対策を練ることが大切です。

弱点を洗い出す

模試を受けたら結果を分析し、自分の弱点を洗い出すことが重要です。

分野別の得点率を出してみると、具体的にどこが弱点か把握しやすくなります。

自分の弱点分野を中心に、テキストを読み込んだり問題集を解いたりすることが合格への鍵となるでしょう。

時間配分を見直す

宅建試験で1問に割ける時間は約2分半と短いため、模試の受験後に時間配分を見直すことは非常に重要です。

時間内に解ききれなかった場合はもちろんですが、見直しの時間がなかった場合にも見直しは欠かせません。

本番で同じことが起きないようにするためにも、科目ごとの時間の使い方や解答スピードをあげる練習など、具体的な対策を考えましょう。

難しいと感じても落ち込まない

模試の目的を忘れずモチベーションを下げないように注意しましょう。

模試では難しい問題を解く機会もありますが、そのような場合でも落ち込まず、前向きに取り組むことが大切です。

点数が悪かったり、難しくて解けなかったりしても、自信を失わずに次に向けて努力を続けましょう。

口コミでも模試は難しいと感じる方が多いようです。

上記のように模試で思うように高得点が取れず、落ち込んでいる方もいます。

しかし、模試の目的は高得点を取ることよりも、弱点分野を理解して対策を講じることです。

結果を真摯に受け止めて、合格に向けて頑張りましょう。

まとめ

宅建試験に合格するためには、模試を活用することが重要です。

「時間内に解いて見直しまでできるか確認したい」、「弱点分野を把握したい」など、目的を持って受けることで模試を効果的に活用できます。

無料で受験できる模試もありますが、できれば全国公開模試で個人成績表を受け取り、自分の実力を把握したうえで弱点を克服するようにしましょう。

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この記事の著者 新川 優香

大学卒業後、不動産会社で売買の営業職と賃貸の事務職を経験。

現在は不動産ライターとして不動産売買仲介から賃貸仲介、物件管理に関わる執筆活動をしている。

保有資格は宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、FP2級。