- 作成日:2024.01.31
- 更新日:2024.02.09
不動産流通業の事業内容とは?|仕事内容や必要スキルを解説
この記事では、不動産流通業への転職を検討している人に向けて、仕事内容や向いている人の特徴について解説します。
併せてやりがいや必要なスキルについても解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
関連記事:不動産営業から転職|売買仲介の営業経験を活かせる転職先
この記事の監修者
不動産転職ルート 編集部
不動産業界専門の転職エージェント「不動産転職ルート」の編集部です。不動産業界での転職活動やキャリアに役立つ記事を更新しています。
目次 INDEX
不動産流通業とは
不動産流通業とは、不動産を所有しているオーナーと顧客の橋渡しをする仕事で、「不動産仲介」と「不動産販売代理」があります。
不動産仲介は売主と買主の間に立ち、物件の紹介、契約調整、引越しの立ち合いなどを行います。
売主と買主を仲介した手数料が収益になります。
販売代理は売主から不動産の販売を完全に引き受け、広告活動や販売活動を行います。
収益構造は不動産仲介と異なり、売主の販売要望に答えるので売主への手数料は発生しますが、買主への手数料は発生しません。
どちらも営業が主な仕事となり、不動産仲介は「賃貸仲介営業」と「売買仲介営業」で仕事内容が異なります。
ここでは不動産仲介に焦点を当てて、仕事内容を解説します。
賃貸仲介営業の仕事内容
大きく「仲介業務」と「管理業務」の2つに分けられます。それぞれの仕事内容を見ていきましょう。
仲介
オーナーが所有する不動産を個人や法人に紹介し、賃貸契約を結ぶ仕事です。
仲介業務の主な売り上げは、仲介手数料や広告費になります。
基本的には広告などを見て問い合わせがあった顧客に向けて対応を行う反響営業のため、テレアポや飛び込み営業は行いません。
具体的には、以下の業務があります。
・顧客対応
・契約手続き
顧客対応
問い合わせがあった顧客に対し、電話やメールなどで日程調整を行い、内見に同行します。
2、3軒の物件を内見する場合が多いため、それぞれの物件の魅力や周辺情報などを伝えることが重要です。
直接来店された場合は、その場で希望条件などをヒアリングし、スケジュールに空きがあればそのまま内見に同行する場合もあります。
また、遠方に住んでいて内見に来られない顧客や、内見をしたものの気に入る物件がなかった顧客などに対し、新しい物件情報を提供することも大切です。
契約手続き
顧客が物件を気に入った場合、契約手続きとなります。
契約のタイミングで家賃交渉が発生することもあるため、オーナー・賃借人が双方満足できるよう対応しましょう。
入居審査を行い、問題がなければ手続きを進めます。契約書類・重要事項説明書の作成、敷金・礼金などの初期費用や賃料の入金などを行います。
管理
オーナーに代わって不動産の管理を行う仕事です。
業務内容は多岐にわたり、具体的には以下の業務を行います。
・入居者募集
・賃料回収
・物件の点検・メンテナンス
・入退去手続き
・契約更新手続き
入居者募集
入居希望者を集めるため、ポータルサイトやチラシなどに広告を掲載して宣伝活動を行います。
不動産を探している人に興味を持ってもらう必要があるため、交通の便が良い、学校が近い、築年数が浅い、セキュリティ充実、など、不動産の立地に合わせて顧客が興味を持ちそうな文言でアピールすることが重要です。
また、不動産の魅力を伝えるためには掲載する写真も大切です。入居後のイメージが湧きやすいようにさまざまな角度から撮影したり、物件周辺の様子がわかるような写真も用意するのがおすすめです。
物件の情報が古くなっている場合は、忘れず更新しておきましょう。
賃料回収
賃料の回収も不動産賃貸仲介営業の仕事です。賃借人から回収した賃料から管理料を差し引き、オーナーの口座に振り込みます。
以前は賃借人から直接現金を回収していましたが、近年では口座振り込みやクレジットカードでの支払いが主な回収方法になっています。
賃料の滞納が発生した場合には、電話や督促状による督促を行います。
物件の点検・メンテナンス
入居希望者から魅力的な物件だと感じてもらうには、定期的な点検やメンテナンスが欠かせません。
駐車場や廊下、エントランスなどの共有部分について、破損している部分がないかチェックします。
また、ガス、電気、水道などの設備点検や消防設備、エレベーターなどの法定点検を行います。
入退去手続き
入居手続きのほか、退去手続きも行います。
具体的には、賃借人の退去時の立会いや物件の状態確認、鍵の受け取りを行い、必要に応じて原状回復工事の見積もりや手配をします。
また、賃借人が入居する際には、原状回復工事の仕上がりの確認も実施します。
契約更新手続き
賃貸契約期間が終了するタイミングで、賃借人に契約更新の意思を確認します。
賃借人に契約を更新する意思がある場合、更新書類を作成し手続きを行います。
また、契約更新料が発生する契約の場合は、その請求も必要です。
売買仲介営業の仕事内容
不動産の売却希望者と購入希望者の橋渡しをする仕事です。
大きく「売主対応」と「買主対応」に分けられます。それぞれの仕事内容を見ていきましょう。
売主対応
まず、一括査定サイトやチラシなどを利用し、売主を探します。
広告を見た売却希望者からの問い合わせがあったら、その方が所有する不動産の査定を行い、売買仲介契約を結びます。
続いて、Web広告やチラシなどを利用して買主を探します。購入希望者が見つかった場合は、売買交渉を行い、正式に購入が決まれば契約を結びます。
また、引き渡しのサポートも行います。
買主対応
物件サイトやチラシに物件を掲載し、購入希望者を募ります。
購入希望者から問い合わせがあった場合は、物件提案・内見案内を行い、売主に代わって売買交渉を行います。
必要に応じてローンの紹介や手続きを行い、重要事項説明のうえ、契約締結となります。
無事に引き渡しが終わるまで、フォローを行います。
不動産流通業の仕事のやりがい
不動産流通業にはどのようなやりがいがあるのでしょうか。
ここでは、不動産流通に従事して感じるやりがいをご紹介します。
成果が給与に反映される
不動産流通業ではインセンティブ制度を採用している企業が多いため、成果が給与に反映されやすいという特徴があります。
年齢や社歴に関係なく、成果次第で収入がアップする可能性があり、自分の頑張りが目に見える形で返ってくることがモチベーションになる方は多いでしょう。
顧客から感謝される
顧客から感謝されることをやりがいに感じる方もいます。
提案した不動産を顧客が気に入り、賃貸契約締結となった場合、オーナーや買主から感謝の言葉をもらえることも多いです。顧客の悩みや希望に寄り添いながら何度も交渉を繰り返すこともあるため、契約に至った際には大きな達成感にもつながります。
様々な不動産の知識が身につく
様々な不動産知識が身につく点も不動産流通業のやりがいだといえるでしょう。
顧客のニーズに合った不動産を提案するには、不動産の知識はもちろんのこと、法律や金融に関する知識も必要です。専門的な知識が身につけば、顧客が抱える課題に対してより多角的な視点を持って提案できるようになります。経験や知識を活かして資格を取得すれば、仕事の幅がさらに広がるため、キャリアアップを目指すことも可能です。
不動産流通業で必要とされるスキル
不動産流通業には未経験でも転職可能ですが、即戦力として活躍するためには以下のようなスキルが求められます。
・コミュニケーション力
・不動産に関する知識
・リサーチ力
・忍耐力
転職する前に、そのようなスキルが必要となるのか確認しておきましょう。
コミュニケーション力
不動産流通業はカウンターセールスが中心となり、初めて来店した顧客とコミュニケーションを取る機会が多い仕事です。そのため、初対面の顧客ともスムーズにコミュニケーションをとる必要があります。
また、不動産を紹介するにあたり、顧客との会話の中からニーズを引き出し、希望に合った提案を行うことが求められます。賃料やエリアなどの希望をただ聞くだけではなく、不動産を探している理由や現在の物件への不満、改善したいポイントなどをヒアリングすることで本音を見極めるテクニックが必要です。
さらに、不動産流通業では社内での調整やオーナーとのやり取りも発生するため、高いコミュニケーション力が必要となるでしょう。
不動産に関する知識
顧客からの信頼を得るには、不動産に関する知識も欠かせません。
質問された時に答えられなかった場合、相手に不信感を与えてしまう可能性があります。
また、知識なしに不動産の特徴ばかりを伝えても、顧客の希望に合っていなければ契約にはつながりません。不動産に関する幅広い知識を有していれば、顧客のニーズに合った提案をすることができるでしょう。
リサーチ力
不動産流通業では、物件情報だけでなく、担当エリアについてのリサーチも重要です。
顧客は物件の情報だけではなく、周辺環境も重視して賃借可否を検討する場合が多いため、さまざまな情報をリサーチし、相手が求めている情報を提供することで信頼を得ることができます。
忍耐力
契約締結に至るまでは何度も交渉を繰り返すこともあるため、忍耐力が必要です。
また、建物に不具合がある際、仲介を行った賃貸業者にクレームが入ることもあります。相手の話を聞きながら辛抱強く向き合うことが求められるため、困難な状況でも冷静に物事を進める力が必要になるでしょう。
不動産流通業に向いている人の特徴
不動産流通業に向いている人の特徴として、以下の3つが挙げられます。
営業を行う機会が多いので、営業力のある人が活躍できるでしょう。
・人と接するのが好きな人
・学習意欲が高い人
・スケジュール管理が得意な人
人と接するのが好きな人
不動産流通業では、顧客やオーナーなど多くの人と接する機会があります。
そのため、さまざまな人と接することに苦手意識を持たず、多くの人とコミュニケーションを取ることが好きな人が向いています。
学習意欲が高い人
不動産流通業で働くためには、さまざまな知識を身につけておく必要があります。
必要最低限の不動産知識だけでなく、法律や金融、日々アップデートされる業界情報なども学び続けることが求められるため、学習意欲の高い人であれば活躍できるでしょう。
スケジュール管理が得意な人
不動産流通業では、複数の顧客と日程調整を行うため、スケジュール管理が得意な人に向いています。
内見だけでなく、入居日や退去日など複数の予定を把握しておく必要があるため、特に繁忙期には高いスケジュール管理能力が求められます。
まとめ
この記事では、不動産流通業の仕事内容や向いている人の特徴、やりがいや必要スキルについて解説しました。
不動産流通業にはさまざまな仕事があり、多くの人と接するため、コミュニケーション力やスケジュール管理能力が必要です。また、幅広い知識が求められるため、学習意欲やリサーチ力、忍耐力も必須です。
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この記事の監修者
不動産転職ルート 編集部
不動産業界専門の転職エージェント「不動産転職ルート」の編集部です。不動産業界での転職活動やキャリアに役立つ記事を更新しています。