- 作成日:2024.02.09
- 更新日:2024.02.09
不動産管理の志望動機を書くポイントとは
不動産管理会社に転職する場合は、何をポイントに書くべきでしょうか。
業務内容への理解は必要ですし「なぜ不動産管理業?」「なぜこの会社?」に対する答えを示しつつ、面接官に興味を持ってもらえる内容に仕上げなければなりません。
本記事では、書き方のポイントを整理したうえで、志望動機の例文を紹介します。ぜひ参考にしてみて下さい。
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この記事の監修者
不動産転職ルート 編集部
不動産業界専門の転職エージェント「不動産転職ルート」の編集部です。不動産業界での転職活動やキャリアに役立つ記事を更新しています。
目次 INDEX
不動産管理とは
不動産管理会社の業務とは、オーナーと二人三脚で、物件の管理・運営を行うことです。物件にはアパート、マンション、ビル、戸建てといった住居用のほか、店舗、駐車場、トランクルームなどの商業用があります。
賃貸物件を所有しているオーナーは、入居者や建物の管理をしなければなりません。安定した家賃収入を得るには、空室リスクを減らし老朽化を見据えた長期的な収支計画も必要です。このほか入居者への対応や日々の清掃、定期的な修繕・メンテナンスも発生します。
手間や時間がかかりますし、不動産や賃貸経営に関する専門知識も必要とされます。そこで、不動産管理会社はオーナーから委託を受けて、物件の管理・運営を行います。
不動産管理会社にとっての収益は、オーナーから受け取る管理手数料です。管理手数料の相場は家賃の5%程度と言われています。仮に、賃料が1か月10万円のマンションを100件、5%の管理手数料で契約した場合、1か月の売上は50万円です。
不動産管理の志望動機を作成するポイント
転職活動において、志望動機は大変重要です。
作成する際のポイントを紹介します。
転職理由を明確にして志望動機と一貫性を持たせる
志望動機を考える前に、明確にしておきたいのは「なぜ転職したいのか」です。
転職理由は転職活動のスタート地点ですし、面接でよく聞かれる項目でもあります。頭の中を整理し「これまで積んだコミュニケーションスキルを違う仕事で活かしたい」「よりチャレンジできる環境で働きたい」のように言語化しましょう。
転職したい理由と転職後にどうしたいかを整理できれば、志望動機もおのずとはっきりしてきます。転職理由と志望動機に一貫性があると、説得力が生まれます。
なお「人間関係がうまくいかなかった」「給与が低かった」などの、ネガティブな転職理由だと、面接官が「いやなことがあったらうちもすぐに辞めるのでは?」といったマイナスイメージを抱きかねません。
なぜ不動産管理を選んだのかを明確にする
次のステップとして、なぜ不動産業界の中で「不動産管理」を選んだかをはっきりさせます。
業務内容をよく理解したうえで、不動産管理業に決めた理由を言及しなければなりません。その際、不動産管理に関心を持ったきっかけがあれば、盛り込みましょう。
「学生時代に賃貸アパートを借りた時、住民同士でトラブルがあったが、管理会社の人が良い対応をしてくれた」のような自身の体験談でもいいですし、実際に不動産管理会社で働く人から聞いた話でも構いません。
具体性を持たせることがポイントです。
なぜ志望企業を選んだのかを明確にする
不動産管理への興味・関心を明確にした後は、数ある同業他社から志望企業に絞り込んだ理由を整理します。
なぜその会社に決めたのかを明確にアピールできるよう、深く掘り下げた企業研究を行い、採用担当者を納得させられる志望動機に仕上げることが重要です。
企業の経営方針、事業展開、顧客や取引先との関係性、社会貢献などをポイントに、他社との違いを見つけましょう。他社との違いに、なぜ自分が魅力を感じたのかも併せて説明すると一貫性が増します。
エピソードや数値を用いて具体的な内容にする
個人的なエピソードや過去の実績などに関する数値を盛り込んで、より具体性のある内容にしましょう。
単に「不動産管理の仕事を通じて社会に貢献したい」のようなあいまいな表現だと、「転職後に何がしたいのか」を明確に伝えられません。
将来チャレンジしたい業務や身につけたいスキル・資格なども具体的に伝えると、さらに説得力が増します。
不動産管理の志望動機の例文
書き方のポイントを踏まえた志望動機の例文を紹介します。
未経験者と経験者では、志望動機へのアプローチが異なります。例文をパターンごとに解説するので、参考にしてください。
未経験者の例文
未経験者の場合、転職したい理由と前職で得た経験やスキル、資格を結びつけてアピールします。不動産管理業に興味を持ったきっかけとして、具体的なエピソードを盛り込むと良いでしょう。
【例文】
私が不動産管理の仕事をしたいと思った理由は、人々の快適な暮らしを支える大切な仕事だと思ったからです。入居者様への対応、建物のメンテナンス、災害対策など、そこに暮らす人々の安全や安心に貢献できる業務に魅力を感じました。不動産管理会社の中でも貴社は、リノベーションを積極的に進めておられます。私が賃貸物件のリノベーションに関心を持ったのは、以前祖父が入居していた賃貸マンションにおける不動産管理会社の親切な対応がきっかけです。祖父の足が悪くなり車椅子での移動が必要になったため、不動産管理会社に相談してみたところ、今後の需要も考慮して共用スペースのドアをバリアフリー仕様に変えてくださいました。
このようなリノベーションは、高齢化社会において求められるものですし、貴社の経営理念である地域コミュニティの活性化にもつながります。そしてオーナー様にとっては、安定した賃料収入につながる手段でもあります。
不動産管理業は、オーナー様、入居者様、お取引先など、さまざまな人と話す機会が多いと思います。私は5年間ホテルのフロントクラークとして、多くの方と関わってきました。バックグラウンドに関係なく、さまざまな人と良好なコミュニケーションをとることに自信があります。
不動産管理業は未経験ですが、コミュニケーションスキルを活かし、入居者様は安心・安全で暮らしやすく、オーナー様には安定した収入を得られる環境を提供できるようになりたいと考えています。
経験者の例文
経験者の場合、前職で携わった業務内容や成果に触れつつ、「なぜ貴社に転職したいか」を明確に打ち出します。
その際、どんな評価を受けたかについて具体的な数字を交えて話します。数字という客観的な情報を加えることで、採用担当者に実績が伝わりやすくなります。
【例文】
前職では、個人のオーナー様の賃貸物件の管理業務を5年担当しておりました。具体的には、オーナー様や入居者様への対応、空室対策、メンテナンスを行いました。最初の1年間は仕事を覚えるので必死でしたが、2年目からは、担当する案件数が増える中でも、お客様の話を傾聴し、丁寧な仕事をすることを心掛けるようになりました。入居者満足度やオーナー満足度の社内調査では、5段階評価で4.5以上の評価を得ました。
より高度なサービスを提供し、お客様との信頼関係を築くために、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士の資格も取得しています。
オーナー様からの評価は高いものの、前職の会社は年功序列の風土が色濃いため、社内ではアシスタント的な役割が多く求められていました。より大きな裁量を持って働きたいと考えていたところ、貴社のエリアマネージャーの求人を拝見し、応募いたしました。
担当物件が増え裁量が拡大しても、お客様に寄り添う姿勢を忘れず、自身のスキルアップとともにエリア全体、ひいては会社全体の事業成長に貢献していきたいと考えております。
不動産管理の主な仕事内容
不動産管理会社を志望するなら、業務内容に精通していなくてはなりません。
不動産管理業への転職活動をするうえで、押さえておきたい基本的な業務内容を解説します。
入居者関連の管理
物件の入居に関係すること全般を扱います。入居者やテナントを募集し、契約や更新手続きを行い、家賃を回収し、退去手続きや精算を行います。
滞納者に催促し、支払い日を調整することも業務のひとつです。ときには水漏れや機器の故障といった入居者のクレームに対応したり、入居者同士や近隣住民とのトラブル解決を担ったりします。
収益レポート作成など、オーナーへの対応も大事な業務です。人と人のやりとりに加え、お金もからんでくるので、きめ細やかな対応が求められます。
管理物件はアパートから商業施設まで多岐にわたり、企業によって管理する物件の種類が異なると、業務内容も変化します。
建物関連の管理
物件のハード面の管理も不動産管理業者が担います。
物件は時間とともに劣化し、価値が下がっていくものですが、適切なメンテナンスにより建物の寿命を延ばし、安定的に収益を得ることが可能です。
廊下や階段、エレベーターなどの共有部分の清掃・メンテナンスのほか定期点検、法定点検を実施します。
法定点検とは、消防法や建築基準法によって賃貸物件に課された義務です。非常ベル、消火器、エレベーター、給排水設備などを決められた周期で点検し、管轄する役所に報告をしなければなりません。怠ると罰則を科されるおそれがあります。
また、マンションの資産価値を維持するため、外壁や屋根の塗装工事などを含んだ10~30年にわたる長期修繕計画やリフォーム計画を提案します。劣化が進んだ物件は空室リスクの上昇と収益悪化につながるので、長期的なプランニングが必要です。計画は、個々の建物の劣化状況に応じ定期的に見直します。
なお、実際に補修や修繕を行うのは専門業者なので、管理会社の役割は業者を手配したり交渉したりするコーディネーターです。
不動産管理で求められる人の特徴
不動産管理会社ではどのような人材を求めているのでしょうか。
求められる人材を確認しておきましょう。
協調性のある人
不動産管理業は物件のオーナーとともに不動産の管理・運営にあたります。
その過程で入居者や建物にメンテナンスに関わる業者など、バックグラウンドが異なる人と接しなければなりません。ときには関係者と協力してトラブル解決にあたることもあります。そのため、協調性やコミュニケーションスキルのある人が求められます。
これまでチームやグループなど、複数人で目標を達成できた経験があるなら積極的にアピールしましょう。
人と接することが好きな人
不動産管理は、機械やパソコンではなく、人を相手にする仕事です。
そのため、人と接することが苦にならず、楽しいと感じられる人が向いています。入居者募集などの営業活動も行うので、初対面の人とも積極的にコミュニケーションをとれるスキルも重要です。
接客業などに従事してきた人は、その経験が活かせることを強調しましょう。
不動産に関する知識を持つ人
業務を円滑に行うには不動産およびその管理業務に関する知識が求められます。
それがなければ、関係者から信頼を得られませんし、適切なサポートやトラブル解決もできません。また、知識だけでなく、業績向上のためのアイデアを出したりアクションを起こしたりする能力も必要です。
不動産管理の資格としては、不動産取引を専門とする国家資格「宅地建物取引士」、賃貸住宅の管理を専門とし、2021年から国家資格となった「賃貸不動産経営管理士」などがあります。
それらの資格取得の勉強を進めながら、不動産管理業への知識と理解を深めていくアプローチも有効です。
まとめ
不動産管理に転職する際に役立つ志望動機の書き方や例文を紹介しました。業務を円滑に仕事を進めるには、豊かなコミュニケーションスキルや不動産に関する専門知識が必要です。
自分が不動産管理業に適していると感じたら、不動産業界専門の転職エージェント「不動産転職ルート」の利用を検討してみてください。
不動産業界専門のコンサルタントが、志望動機をはじめとする書類作成のサポートやアドバイスなど、転職活動全般をバックアップします。
この記事の監修者
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不動産業界専門の転職エージェント「不動産転職ルート」の編集部です。不動産業界での転職活動やキャリアに役立つ記事を更新しています。