不動産転職成功ノウハウコラム コラム一覧へ

不動産仕入れ営業とは?仕事内容や成果を出すポイントなどを解説

不動産仕入れ営業は、不動産会社が販売するための土地・建物を仕入れる仕事です。

不動産の仕入れに関してなじみがなく、どのような仕事か分からない方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、不動産仕入れ営業の仕事内容や、営業で成果を出すポイントについて分かりやすく解説します。

この記事を読むことで、不動産仕入れ営業の仕事についてイメージをつかみやすくなります。転職を検討する際に、ぜひ参考にしてください。


関連記事不動産営業から転職|売買仲介の営業経験を活かせる転職先

この記事の監修者

不動産転職ルート 編集部

不動産転職ルート 編集部

不動産業界専門の転職エージェント「不動産転職ルート」の編集部です。不動産業界での転職活動やキャリアに役立つ記事を更新しています。

不動産仕入れ営業とは?

まずは不動産仕入れ営業の基本を知り、業種への理解を深めていきましょう。

ここでは不動産仕入れ営業について、次の2点を説明します。

  1. 不動産仕入れ営業の仕事内容
  2. 不動産仕入れ営業の営業先

不動産仕入れ営業の仕事内容

不動産仕入れ営業は不動産会社が販売するために土地や建物を仕入れる職種で、仕入れた不動産は企業のお客様などへ販売します。

不動産仕入れ営業の仕事は不動産会社や地主への情報収集から始まり、具体的な現地調査へ進み、問題がなければ売買契約を交わして不動産を仕入れます。

また、仕入れる不動産は、以下が代表的な例です。

  • 新しく戸建て住宅を建てる土地
  • 新しくマンションを建てる土地
  • 中古住宅
  • 中古マンション
  • 空き家 など多岐に渡る

これらを仕入れてどう活用していくかは「土地」「建物」の2パターンで異なります。

まず土地については、仕入れた土地をお客様が購入した後、そこに戸建て住宅やマンションを建設します。

目的を持って土地を仕入れることは用地仕入れといわれ、用地仕入れは不動産仕入れ営業の一般的な業務です。

そして、建物である中古住宅や中古マンションを仕入れる目的は、リノベーションをして再販することにあり、築古でも骨組みが頑丈なまま残っている場合、リノベーションをして再販することでビジネスに繋げます。

購入層のニーズをイメージしながら、付加価値の高いリフォームを実施します。

不動産仕入れ営業の営業先

不動産仕入れ営業の営業先は、土地や建物を持つ不動産会社や地主が中心です。

まずは不動産会社と太いパイプを持ち、土地や建物の情報を得ることが大切。

土地や建物の売買をする際は最初に不動産会社を頼るため、多くの情報が集まっています。

情報を持つ不動産会社との深い繋がりが仕事の成功への鍵となるでしょう。

また、地主には相続を考慮して不動産を売る方もいるため、お客様の年齢層が高い傾向にあります。

親しみやすい雰囲気を出すよりも、ビジネスマンとして誠実にコミュニケーションを取り信頼関係を築いていくと効果的です。

不動産仕入れ営業のやりがい

不動産仕入れ営業は、不動産会社の仕事の最初に来る業務のため責任重大です。

不動産を仕入れた後に、土地を売ったりリフォームをして建物を販売したりするため、仕入れる不動産によって売れ行きが大きく変わってくるからです。

ビジネス目線で不動産を見極めるためには、世の中のニーズを汲み取る必要があって情報収集や勉強が必要となります。

また、不動産は1件当たりの単価が高く、会社の売上や業績を左右する責任あるポジションです。

そのためプレッシャーは大きいものの、その分、やりがいを感じられる仕事といえるでしょう。

不動産仕入れ営業が難しい理由

不動産仕入れ営業は難しい仕事だといわれていますが、なぜなのでしょうか。

不動産仕入れ営業が難しい理由は、仕入れ段階で多くのことを予測して計画を練る必要があるからです。

土地や建物を闇雲に仕入れるためではなく、仕入れた不動産に対して何をするのか、どのようなものを構築するのかを事前に検討する必要があります。

他にも不動産は売却のタイミングや繁忙期が決まっておらず、情報収集がとても難しいといわれています。

お客様の土地を売りたい時期が定まらないと、営業のタイミングを計るのが困難です。

一方で戸建て・マンション販売や賃貸物件は、年度変わりに新しい住宅を要するお客様が多く、成約のタイミングが掴みやすくなっています。

なお、不動産仕入れ営業は難しい職種のため、不動産売買などで経験を積んでからスキルアップして就くポジションと考える人もいます。

不動産仕入れ営業で成果を出すポイント

ここでは不動産仕入れ営業で成果を出すポイントとして、次の5つを紹介します。

  • 人とのネットワークを広げる
  • 戸籍謄本の情報を活かす
  • 複数の物件でアプローチする
  • 業界調査を行う
  • アプローチする回数を調整する

成果を出すポイントを把握し、不動産仕入れ営業への理解を深めていきましょう。

人とのネットワークを広げる

不動産仕入れ営業で成果を出すには、人とのネットワークを広げることがもっとも重要だといえるでしょう。

多くの情報を持っていれば、よりよい不動産を仕入れることに繋がるからです。

不動産会社や地主はもちろん、同業他社の営業担当者とも繋がりを持てば、詳しい不動産情報や営業ノウハウなどを得られるでしょう。

多方面に色々な方とプライベートの話ができるほどの関係性が築ければ、気軽に何でも話せて情報収集をするのに効果的です。

人とのネットワークを広げる面から見ても、不動産仕入れ営業にはコミュニケーション能力が必須となります。

戸籍謄本の情報を活かす

情報収集のために人との繋がりは重要ですが、自ら動いて集められる情報もあります。

成果を出すための情報収集のひとつとして、戸籍謄本を確認することが挙げられます。

戸籍謄本から活用できる不動産を見つけ出し、お客様のニーズを汲み取り提案することが重要です。

例えば、相続をしたばかりの不動産なら、使い道が決まらずに対処に困る可能性があります。

所有者が頻繁に変わっていれば、受け手が決まらず安く買えることもあります。

戸籍謄本から得られる情報で、他の営業担当者と差を付けましょう。

複数の物件でアプローチする

成果を出すためには物件は1件に絞らず、複数アプローチするのが良いでしょう。

色々な物件を幅広く仕込んでいれば、成果が出る可能性が高くなります。

似たような物件ばかり偏ってアプローチしていると、計画・予想が外れた時に全部まとめて損失になってしまうため注意が必要です。

リスクを分散させて物件にアプローチして、将来の種まきをすることが大切です。

業界調査を行う

不動産仕入れ営業で成果を出すためには、業界調査を行い次の動きを予測することも重要です。

社会の動きを常に把握しておけば、動くべき時にすぐに行動に移せて、優良物件の契約へ繋げられるからです。

例えば、物価高やコロナウイルスの流行によって、飲食店の空き店舗が増えているとしましょう。

建物が売りに出される可能性を把握しておけば、売却情報が入った時にすぐに動けるため、他の営業担当者よりも早く優良物件を手に入れられる可能性があります。

色々な業界でどんな事が起こっているのか常にアンテナを張っておけば、成果の出る営業活動に繋げられるでしょう。

アプローチする回数を調整する

不動産仕入れの営業活動で闇雲にアプローチするのではなく、回数を調整したりしつこく追求しないことも重要です。

とにかく営業ばかりをかけていても逆効果になる可能性があり、数回に分けてじっくりとアプローチすることが大切です。

初対面で土地を売ってくれるお客様はいないため、まず一度目の訪問では名刺を渡して顔を覚えてもらえれば十分です。

その後2度3度とアプローチする中で徐々に契約条件を提示して、本格的な話に踏み込んでいきましょう。

少ない訪問・やりとりで契約してもらうのが理想ですが、焦らずじっくりと営業活動を進めて確実な契約に繋げていきましょう。

不動産仕入れ営業のよくある質問

最後に不動産仕入れ営業のよくある質問にお答えします。

不動産仕入れ営業への詳しい情報を知り、さらに理解を深めていきましょう。

不動産仕入れ営業の平均年収はいくらでしょうか?

不動産仕入れ営業(ディベロッパー)の平均年収は497万円です。

dodaのデータの「建設/プラント/不動産」ジャンルの中で、他の業種である不動産金融やゼネコン、住宅、土地活用などと比べると、もっとも年収が高い業種となっています。

また、不動産仕入れ営業の年収を年齢別に見ると、20代は415万円、30代は549万円、40代は651万円となっています。

データを見てもスキルや経験を積んでいけば、将来的にさらに高年収を狙える職種といえるでしょう。

不動産仕入れ営業は土日に休めるのでしょうか?

不動産仕入れ営業は不動産業界では珍しく土日が休みとなっています。お客様が個人ではないのが理由といわれています。

土日休みの仕事のため、仕事と休みのリズムが掴みやすく、プライベートが充実しやすいといえるでしょう。

不動産仕入れ営業に向いているのはどのような人でしょうか?

不動産仕入れ営業は、コミュニケーション能力が高い人や情報収集能力が高い人に向いています

不動産仕入れ営業は高額な不動産を購入に繋げるために、お客様と地道に信頼関係を築かなければなりません。

信頼関係を築き不動産の契約に繋げるには、情報収集をしたり知識・経験を活かしたりしながらコミュニケーションを取り続ける必要があります。

他にも、将来の収益を計算して仕入れや販売価格を計算することが重要で、経営面も考慮できる人に向いています。

1件の不動産を購入すると動く金額が大きいため、より細かく計画を立てる必要があるといえるでしょう。

まとめ

不動産仕入れ営業は土地や建物をお客様に販売する仕事です。

お客様が土地を購入された後、戸建て住宅やマンションを建設したり、建物ならリノベーションをして再販し、ビジネスに繋げていきます。

不動産仕入れ営業は不動産会社や地主との繋がりや情報収集力、コミュニケーション能力が重要です。

将来的な計画や予測が難しく難易度の高い仕事といわれますが、年収が高く大きなお金を動かすため、やりがいのある業種といえるでしょう。

成果を出すポイントは、人とのネットワークや戸籍謄本、業界調査から情報をしっかりと仕入れて、計画的に複数の物件へアプローチすることです。

成果を出せる、できる営業をイメージして、自分に合った職種なのかを見極めることも重要です。

この記事をきっかけに、ぜひ不動産仕入れ営業を転職の選択肢に入れてみてください。

▼参考文献
doda「平均年収ランキング(業種別の平均年収/生涯賃金)【最新版】」(2023年4月13日時点)


関連記事不動産営業から転職|売買仲介の営業経験を活かせる転職先

この記事の監修者

不動産転職ルート 編集部

不動産転職ルート 編集部

不動産業界専門の転職エージェント「不動産転職ルート」の編集部です。不動産業界での転職活動やキャリアに役立つ記事を更新しています。