- 作成日:2023.04.13
- 更新日:2023.10.04
不動産営業がきつい理由とは?向いている人や仕事内容を紹介
不動産営業の仕事にきついイメージを持っていませんか?
不動産の営業には毎月ノルマがあり、残業や休日出勤が当たり前という印象を持たれがちです。
実際のところ、企業によっては仕事内容がきつく、ストレスを感じて辞めていく人もいます。一方で、大きなやりがいがあるのも確かです。
この記事では、不動産営業がきついと言われる理由や仕事内容、やりがいなどをまとめました。
不動産営業に向いている人の特徴や向いていない人の特徴も紹介しているため、転職を考えている人は参考にしてください。
関連記事:不動産営業から転職|売買仲介の営業経験を活かせる転職先
この記事の監修者
不動産転職ルート 編集部
不動産業界専門の転職エージェント「不動産転職ルート」の編集部です。不動産業界での転職活動やキャリアに役立つ記事を更新しています。
目次 INDEX
不動産営業がきついと言われる理由
不動産営業がきついと言われる理由は、以下の5つです。
- 営業ノルマが多い
- 取り扱う商材が高い
- 希望の休日が取りにくく残業が多い
- 飛び込み・テレアポ営業する場合がある
- 給料が安い場合がある(安定しない)
自分に合っているかを見極めるために、不動産営業はどんな部分が大変なのかを見ていきましょう。
営業ノルマが多い
不動産業界は営業ノルマを課されている企業が多く、売上や物件数などの数字目標を達成しなければなりません。
そのため、いつも数字を意識して仕事を行う必要があり、プレッシャーを感じることもよくあります。
そうはいっても、不動産は高額であり、お客様は慎重に考えて契約するため、簡単に成約できるわけではありません。
厳しい会社だと、ノルマが達成できなかった時に上司に問い詰められて、居心地が悪くなることもあります。
さらに、給料が上がらなかったり、雇用契約期間を更新できなかったりすることもあるでしょう。
このようにして、売上の高さで自分の存在価値が問われるような感覚に陥ると、不動産営業の仕事が強いストレスに繋がります。
取り扱う商材が高い
不動産業界が取り扱う商材は土地や建物など高額のものが多いため、お客様からの信頼度や期待度も高く、責任が重くなります。
高額な商材はそう簡単には成約できず、契約が取れない期間が長く続くと、それだけ仕事が辛いと思うようになるでしょう。
毎月のように営業ノルマを達成できるかどうかが不安になり、成績次第で給料にも大きく影響する点もストレスになる原因です。
また、取り扱う商材が高額であるが故に、大きいトラブルにならないための詳しい説明や契約書の確認などの細かい作業が多いことも、不動産業界の大変な一面です。
なお、物件の欠陥やトラブルが発生した際は、責任を問われるケースもあります。
希望の休日が取りにくく残業が多い
不動産営業の仕事は、お客様の都合によって土日や祝日も仕事が発生することが多く、休日の希望が通りにくいケースがよくあります。
企業を相手にする営業の場合は土日の休みが多く、休みが変動することはあまりありません。
一方で、個人相手の不動産営業は、お客様の都合に合わせて土日祝日に出勤を求められます。
例え休日であっても、契約間近なお客様が「この日しか空いていない」と言えば、営業ノルマを達成するために対応しなければなりません。
また、契約の締結や書類の手続きなどが完了するまで時間がかかり、残業も多い業界です。
そのため、自分の時間や、家族・友人との時間が取りづらい点でもきついと言われています。
飛び込み・テレアポ営業する場合がある
不動産業界では企業によっては、顧客獲得のために飛び込み営業を行う場合があります。
しかし、飛び込み営業はあまり良い顔をされないため、ストレスが溜まる営業方法です。
突然知らない人に営業をかけられても、お客様からすると不信感を抱きやすく、イメージが悪くなる原因にもなります。
飛び込み営業と同じように、テレアポも不動産業界でよく使われており、ストレスが溜まりやすい営業手法です。
1日に100件以上も電話をかけて、話を聞いてもらえるのはほんの数件程です。
飛び込み営業もテレアポも努力が報われない状態が続くと「自分は一体何をしているのだろう」と落ち込み、評価されないことにきついと感じるようになります。
給料が安い場合がある(安定しない)
不動産営業の仕事は成果報酬型の給与形態を採用している企業が多く、売上成績が給料に大きく影響するため安定しません。
もちろんノルマを達成できた月は高額な給料を手に入れられますが、成績が悪いと給料が安くなります。
固定給が安い企業だと納得のいく給料が得られず、金銭面が理由でつらいと感じている人もいます。
さらに給料が低いと精神的に不安定になりやすく、仕事に集中しにくくなるでしょう。
仕事に集中できない状態が続くと営業の成果が出ず、給料が下がってどんどん悪循環にはまってしまいます。
悪循環にはまると「何のために不動産営業の仕事をしているのだろう」と感じ、辛い気持ちでいっぱいになります。
不動産営業のやりがい
不動産営業は、きつい部分がある一方で、以下のようなやりがいも感じられる仕事です。
- 頑張れば成果が目に見えて分かる
- お客様の大きな買い物に携われる
- 営業力が身に付く
3つのやりがいとともにキャリア形成や習得できる知識を見ていきましょう。
頑張れば成果が目に見えて分かる
不動産営業の仕事は、数字目標の達成が大きな目的のひとつです。
不動産営業の仕事は個人の売上や販売数などの数字が毎月の成果として目に見えて、給料に大きく反映されるため、がんばり甲斐があります。
不動産は取り扱う商材の金額が高いため、契約1件あたりのインセンティブも高い傾向です。
したがって、成績が良ければ、高年収も夢ではありません。
同じ会社のメンバーからも褒められ、同じチーム内では喜びを分かち合えて切磋琢磨できる点も、不動産営業が楽しいと感じられるところです。
また、数字目標を達成すると自信や達成感に繋がる点でも、不動産営業はやりがいを感じられます。
お客様の大きな買い物に携われる
土地や住宅などの不動産物件は一生に一度の買い物になるケースが多く、お客様にとって人生の大きな節目となります。
人生で一番と言っても過言ではない大きな買い物をサポートできることは、不動産営業の魅力です。
少し営業しただけでは簡単に契約に結びつきませんが、契約に進んだ時は大きな達成感を感じられるでしょう。
また、大きな買い物なだけあって、うまくいった時はお客様からすごく感謝されます。
さらにお客様とのコミュニケーションを通じてさまざまな経験や価値観を学べて、自己成長にも繋がります。
ただし、お客様から感謝されるようになるには、コミュニケーションが必須です。
お客様のニーズを読み取り、不安を取り除けるコミュニケーション力がある方は、不動産営業の仕事を楽しめるでしょう。
営業力が身に付く
不動産業界で取り扱う商材は高額なため、営業はハードですが、それだけ営業力が身に付きます。
飛び込み営業やテレアポなどの営業は大変な仕事ですが、多くの人と話すことでお客様のニーズを把握して、適切な提案を行う力を高められる点が魅力です。
具体的には、以下のような営業に必要なスキルが身に付きます。
- ヒアリング力
- コミュニケーション力
- 提案力
- 目標達成力
- タスク管理能力
そして、営業に必要なスキルが身に付いたら、社内でのキャリアアップや異業種への転職も目指せます。
例えば、社内でエリアマネージャーになったり、不動産営業の知識を活かして不動産コンサルタントになったりするキャリアが挙げられます。
不動産業界で培った営業力は、他のどの職種・業界に転職する場合でも活かせるでしょう。
不動産営業の仕事内容
不動産営業の仕事内容は、主に下記3つが挙げられます。
- 不動産賃貸仲介
- 不動産販売仲介
- 不動産販売
それぞれ取り扱う商材が異なるため、転職する前に具体的な内容を確認しましょう。
不動産賃貸仲介
不動産賃貸仲介はオフィスや住宅などの賃貸物件を借りたい人と、物件を貸したい人の間に立って契約手続きを進める仕事です。
不動産賃貸仲介の仕事は、以下の内容が挙げられます。
- お客様の要望に応じて物件の紹介
- 内見の付き添い
- 契約書の作成、手続き など
不動産賃貸仲介の営業は、物件を借りたいと言って問い合わせや来店したお客様に対応することが多く、飛び込み営業のようなきつい営業手法ではありません。
また、それほど厳しい営業ノルマを課されない傾向があります。
進学シーズンや就職シーズンなど1年のうちで引越しが多い時期はある程度決まっているため、繁忙期や閑散期など業務の見通しが立てやすいでしょう。
ワーク・ライフバランスを重視したい方に向いている仕事です。
不動産販売仲介
不動産販売仲介はオーナーから委託を受けて、オーナーと購入希望者の物件の売買契約を仲介する仕事です。
つまり、不動産を売りたい人と買いたい人の橋渡し役で、売買契約やローンの申し込みなどの手続きがスムーズに進むようにサポートします。
具体的な仕事内容は、以下のとおりです。
- 物件の紹介
- 査定
- 価格交渉
- 契約書作成
- 売却前の物件調査
- 買主の資金計画・アドバイス など
不動産販売仲介業は、自社で物件を保有しているわけではないため、まずは売却を希望する物件を見つけなければいけません。
取り扱い物件は土地や新築の建売、中古住宅、中古マンション、投資用物件など、企業によってさまざまです。
物件の売買を任せてもらえるように信頼性と交渉力が求められる点は、どの不動産売買仲介業者にも共通しています。
不動産販売
不動産販売は自社が保有する土地や建物などの物件を販売する仕事です。
具体的な仕事内容は、以下のとおりです。
- 物件の調査
- 評価
- 販売戦略の立案
- 販売促進活動 など
自社でデザインした物件を、一から顧客開拓して販売する不動産の一連の流れを経験できるのが不動産販売の醍醐味です。
企業によってはノルマを課せられる場合もありますが、契約が決まると高いインセンティブが得られるため、やりがいを感じられるでしょう。
ただし、不動産は高額である以上、常に不動産を求めている人がいるとは限らないため、提案力や営業力が求められます。
不動産営業に向いている人の特徴
不動産営業に向いている人の特徴には、以下の3つがあります。
- ストレス耐性がある人
- 周りよりも稼ぎたいと思う人
- 人と話すのが好きな人
不動産営業に転職する前に、ご自身が当てはまっているかどうかを確認しましょう。
ストレス耐性がある人
不動産営業はノルマやお客様との交渉があり、ストレスが溜まりやすい仕事です。
そのため、ストレス耐性がある人が向いています。
不動産業界で動くお金は高額なため、お客様も真剣になり、厳しい意見をぶつけてくることもあります。
したがって、精神的・体力的な強さとストレス耐性のある方なら、プレッシャーに負けずにやりがいを持って仕事を続けられるでしょう。
周りよりも稼ぎたいと思う人
周りの人よりも稼ぎたい気持ちが強い人も不動産営業に向いています。
毎月ノルマを達成するためには努力が必要ですが、売上に応じてもらえるインセンティブは高額です。
実際に20代で年収1,000万円以上稼ぐ不動産営業の方もいます。
したがって、ストレスの多い不動産営業の仕事を前向きな気持ちで続けていくには、とにかくお金を稼ぎたいという強い気持ちがあるとより良いでしょう。
人と話すのが好きな人
不動産営業で契約を獲得するためには、お客様のニーズを引き出して的確に提案するコミュニケーション力が求められます。
不動産業界は高額なお金が動くため、売買でも賃貸でもお客様に厳しく評価されます。
安心して契約してもらうには、人と話すのが好きで、良い印象を与えられる人の方がうまくいくでしょう。
不動産営業に向いていない人の特徴
次は、不動産営業に向いていない人の特徴を紹介します。
- 安定志向な人
- 将来のキャリアプランがない人
- 数字を終えない人
就職・転職後に向いていないと気付くことがないように、どんな人が不動産営業に向いていないのかを見ていきましょう。
安定志向な人
不動産営業の仕事は成績が給料に大きく影響するため、毎月の収入が安定していません。
また、不動産の需要は、景気変動にも影響しています。
インセンティブが高額なため、基本給は低めに設定されている企業が多く、契約が全然取れないと十分な収入を得られません。
そのため、安定志向の人には向いていないといえます。
将来のキャリアプランがない人
将来のキャリアプランを考えていない人も、不動産営業に向いていません。
不動産営業の仕事は給料が不安定なことに加えて、勤務時間もお客様の都合に左右される場合があります。
もしお客様が「夜22時しか空いていない」と言えば、その時間に合わせてお客様の元に向かう必要があります。
そのため、ご自身の人生において仕事をあまり重視していない場合は、不動産営業の仕事がストレスに感じるでしょう。
数字を追えない人
不動産営業は契約数や売上などの数字を重視するため、数字を追えない人にも向いていません。
ノルマを達成できないと給料は上がらず、上司からは注意される可能性があります。
常に数字目標を達成することを求められるため、数字に追われるとプレッシャーに感じる方には、不動産営業の仕事をおすすめできません。
不動産営業がきついなら転職も視野に入れる
不動産営業の仕事がきついと感じている場合は、転職することもひとつの方法です。
他の職種や業種に転職する際のポイントを見ていきましょう。
就職・転職する際のポイント
企業・業界分析を行い、残業手当等の福利厚生も確認しておく
不動産営業からの転職を考え始めた時は、転職してやりたいことや自分に合っている仕事などを自己分析し、具体的なイメージを持つことが大切です。
また、転職先の業界や企業についても、しっかりと分析しましょう。
その業界を志望する理由や志望先の企業でなければならない理由などを明確に伝えられると、採用担当者に好印象を持たれやすくなります。
さらに、次の転職先では働きやすいと感じられるように、残業手当や休暇制度などの福利厚生面も確認しましょう。
もし環境面が自分に合っていなければ、転職しても長く働き続けられません。
転職先で働きやすいと感じられるようにしっかりと準備して、不動産営業からのキャリアアップを目指してくださいね。
目標達成できる意欲やストレス耐性があることをアピールする
不動産営業で培った目標達成できる意欲やストレス耐性があることは、転職活動する際のアピール材料となります。
不動産営業を行う中で少しでも目標を立てて達成する経験をしている場合は、しっかりと今までの経験を伝えましょう。
不動産業界ではなくても、人に何かを売る職種への転職を考えている場合は、今までの経験が役立つ可能性があります。
また、例え営業で良い結果が出せなかったとしても、ストレス耐性はアピールできる部分です。
今までの泥臭い経験を挙げて、採用担当者にアピールしましょう。
面接で何か質問された際にスムーズに回答できるように、答えたい内容を箇条書きでまとめておくとより良いでしょう。
まとめ
不動産営業がきついと言われる理由は、営業ノルマがあったり、取り扱う商材が高額であったりする点が挙げられます。
常に数字目標を掲げ、ノルマが課せられる仕事のため、プレッシャーを感じる方もいるでしょう。
不動産賃貸仲介はそこまでノルマに厳しくありませんが、不動産販売や不動産販売仲介はノルマに厳しい会社が多く、インセンティブも高額な傾向です。
不動産販売や不動産販売仲介は厳しいノルマが課せられますが、成績が良ければ給料が大きく跳ね上がります。
それぞれの違いや特徴を把握して、自分の価値観と合う職種を選ぶと良いでしょう。
もし不動産営業の仕事が合わないと感じた場合は、自己分析や業界分析をしっかりと行い、不動産営業で培ったスキルを武器に他業種への転職を視野に入れることもひとつの方法です。
この記事の監修者
不動産転職ルート 編集部
不動産業界専門の転職エージェント「不動産転職ルート」の編集部です。不動産業界での転職活動やキャリアに役立つ記事を更新しています。