- 作成日:2023.06.06
- 更新日:2023.10.04
転職理由の面接での答え方は?回答例と質問意図を解説!
転職理由の回答は、合否への影響度が非常に大きい質問でもあります。
面接でお見送りになってしまう方のフィードバックで、「転職理由が曖昧」「転職理由がネガティブで活躍してくれるイメージがわかない」といった連絡は本当に多くいただきます。
嘘をつくことや自分を偽る必要はありませんが、転職理由を明確にし、さらに選考する側が良いイメージで受け取ってもらえるように伝え方を工夫する必要があります。
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この記事の監修者
不動産転職ルート 編集部
不動産業界専門の転職エージェント「不動産転職ルート」の編集部です。不動産業界での転職活動やキャリアに役立つ記事を更新しています。
目次 INDEX
本当の転職理由を整理しておく
転職エージェントとして、転職活動をされている方のお話を伺うと多くの方が転職する理由が曖昧な場合が多いです。
転職の理由、目的、転職によって何を得たいのかが明確になっていないと、転職後にギャップを感じ、再度転職を考えることにもつながります。
全てが理想的な条件である求人や募集というのはありません。
自分自身の本心と向き合い、なぜ自分は転職をしたいのか、転職によって得たいものは何なのか、逆に転職によって失うものは何なのかを整理しておく必要があります。
企業が転職理由を聞く意図は?
企業が転職理由を聞くのはなぜでしょうか。
ほとんどの企業が、転職を検討されている方が、現職に何かしらの不満があることを理解しています。
転職理由を質問するのは、その不満やきっかけをネガティブにとらえ、逃げるように転職をしようとしているのか、ポジティブな感情に変換し、未来に向かって新たな活躍の場を探しているのかを確認したいという意図があります。
仕事に対するスタンスを確かめたいといってもいいでしょう。
より具体的にいうと面接官は、
- 「この方の転職理由を選考中のポジションで満たすことができるだろうか」
- 「同様の理由で、入社してもすぐやめてしまうのではないか」
を確かめるために質問していると考えておくとよいでしょう。
仕事内容に不満がある(やりたい仕事ができない)場合の転職理由
転職理由として非常に多いのがこの理由です。
第2新卒の方だと、初期配属の不満や入社前イメージのギャップ、中堅の方だと予期しない異動や、希望がかなわないといった理由が多く語られます。
この理由を語る場合に、企業側が感じる懸念は、
- 「そもそも与えられた仕事では成果を出したのか?」
- 「何か現状を変えるためのアクションはしたのか?」
- 「(希望の仕事をする)能力がないと判断されのでは?」
といったことです。
現在の仕事には積極的に取り組んでおり成果を出していることや、人事制度の都合上実現が難しいといった理由も合わせて伝えましょう。
NG回答例
「現職では、商品企画を志望しているが出来ない。」
「組織や人事設計の仕事をやらせてもらえない。」
OK回答例
「今までの営業の経験を活かして、顧客視点を取り入れた商品の企画をやってみたい」
「採用の仕事で成果を出したので、組織や制度など人事の業務を広げていきたい」
「〜できない。」「やらせてもらえない」といった表現は印象がよくありません。
「〜をやりたい」「〜にチャレンジしたい」といった未来に焦点を当てた伝え方をしましょう。
会社の業績、将来性に不安がある場合の転職理由
成長著しい業界もあれば、成長が鈍化している業界、会社も存在します。
業界の再編や業績がよくない企業に在籍している方の中には、企業や将来性に不安があって転職を考える方もいらっしゃいます。
そういった場合、「個人としては会社にどんな貢献をしたのか?」といったことが問われます。
役職が上の方になればなるほど、外部環境はあれどできることをやっていたのかを厳しく問われると考えてよいでしょう。
また、業績不振や将来の見通しが不安定というのは、転職を考えるきっかけではありますが、理由にはなっていません。
業績不振で新しい仕事が出来ないことを解決したいのか?昇格するポジションがなく、昇格可能性の高い場に行きたいのかといった、より踏み込んだ転職理由を考えておく必要があるでしょう。
NG回答例
「将来性のない業界だから不安なので」
「業績不振で昇給・昇格の見込みがないから」
OK回答例
「成長鈍化している中で新たなチャレンジがしにくい環境だったので、積極的に事業展開している環境にいきたい」
「成果を出せば、昇給/昇格のチャンスが豊富にある環境で働きたい」
業績不振といったある意味、影響を及ぼすことが難しい外部環境に対しては選考企業も理解を示してもらいやすいです。
その代わり、そういった環境で何をしたのか?その現状で今後はどうしたいと考えているのかが問われます。
人事制度や評価に不満がある場合の転職理由
現状での会社からの評価や制度に不満があり転職を考える方もいらっしゃいます。
選考企業からの懸念は、「組織としての貢献ではなく、個人を優先する方なのではないか」「何か評価されない要素があるのではないか」といったことが挙げられます。
NG回答例
「自分が評価されないのが不満です」
「上司の見る目がないのが不満です」
「頑張ってるのに評価してくれない」
OK回答例
「(達成率130%、X名中X位など)でも評価が同一で、正当に評価をして頂ける環境で働きたい」
「成果を出しても評価に影響なく、年功序列で昇格が決まる環境でした。自身の成果に応じてチャンスが与えられる環境を求めています」
「組織として求められている成果には貢献しているのだが、それでも評価がされていない。人事制度上チャンスがなかなかない」といった内容を伝えましょう。
「頑張っているのに」といった内容や「個人でこんなことをした」といったエピソードは、稚拙さやワンマンな印象を与えるので避けましょう。
労働条件(残業・労働時間)などに不満がある場合の転職理由
不規則な時間帯での業務や多忙な業界・職種の場合、環境を理由に転職を考える方もいらっしゃいます。
こういった場合、どの程度の勤務だったのかを正確に伝える必要があります。
「残業が多い」と伝えた場合、毎日終電になるような勤務なのか、「20時頃まで残業」しているといった程度なのかを伝える必要があります。
企業によっては、「20時頃までの残業はあるので、残業したくないのなら無理だな」と理解されてしまうこともあります。
休みが少ないといった話も、年間休日や月、週でいうとどの程度なのか客観的に判断出来る伝え方しましょう。
年間休日90日程度の会社から110日程度の会社に行く場合、休みは増えますし、120日以上の企業から転職する場合、休日数は少なくなります。
こういった前提を全ての面接官が丁寧に聞いてくれるわけではありません。誤解のないように程度を分かりやすく伝えましょう。
NG回答例
「残業が多いので」「休みが少ないので」
OK回答例
「結婚して家族で過ごす時間を増やしたいと思っており、土日祝日休みを希望しています」
「毎日終電まで働いており体力的に辛かったので、21時(希望によります)くらいまでには帰宅出来る環境を望んでいます」
理由をしっかりと伝え、どの程度の条件を望んでいるのかを述べることが大事です。
理由があやふやだと、働く意欲が高くないと疑念を抱かれますので注意しましょう。
また、面接時の質問で、「残業は多いですか?」「有給はとりやすいですか?」といった質問をされる方がいますが、良い印象にはなりません。
選考企業はどのように貢献頂けるかを知りたい場面で、休日の質問をいきなりされると休みのことばかり気にする人という評価になります。
もちろん休日や勤務時間は重要な条件ですので、求人票や転職エージェントに聞く、ある程度選考が進んだ段階で聞く(最終などではなく)といった配慮をされた方がよいでしょう。
人間関係に不満がある場合の転職理由
人間関係の不満は非常に多い転職理由(退職理由)の一つです。ただ、伝えることが非常に難しいものでもあります。
多くの場合、「人間関係の悩みや不満は多かれ少なかれあるもの、また同じ理由で退職してしまうのではないか」と考えられてしまうことも多いです。
本当に現状の職場の上司や同僚が難しい人であったとしても、第3者に理解してもらうのは困難です。
「本人に問題があるのでは?」と思われてしまうリスクの高い内容といえるでしょう。
話すのであれば、第3者が理解出来るようなエピソードをシンプルに話すのがよいでしょう。
【NG回答例】
「上司と馬が合わなかったので」「パワハラがひどかったので」
【OK回答例】
「恫喝や罵倒するコミュニケーションが行われる会社だったので、真っ当なコミュニケーションをする環境を求めている」
伝え方が難しいようであればあえてこの要素には触れず、仕事内容や他の部分の話を中心にするといったことも一つです。
転職理由に併せて「現職ではそれは実現できないのか?」も聞かれる
転職理由を聞かれてそのあとに続く可能性の高い質問に、「現職ではそれは実現できないのか?」も聞かれることが多いです。
つらいことや嫌なことがあった場合、すぐ投げ出すタイプではないかを面接官は確認しています。
現職や前職で働きかけたことがあればその内容を伝えましょう。
その際に、働きかけた結果、要望が通らなかったことを上司や組織のせいにしないように注意しましょう。
「上司の理解力がなく…」「会社が新しいことをやらず…」というような他責の言葉は印象を悪くします。
「こういった提案を行いましたが、実現には至らなかった。だからこうしたことが実現出来る環境に転職したいと考えている」と伝えれば良く、現職や前職を落とす必要は全くありません。
提案したけれども実行できなかった場合、ついつい言ってしまいがちですので、気をつけましょう。
不満からの退職でも伝え方は前向きに!未来に焦点を合わせるのがオススメ
以上のように、転職活動の面接で必ず聞かれる転職理由についてまとめました。
嘘をついたり、良いことを言おうとする必要はありませんが、不満やきっかけをそのまま伝えてしまうと、面接官の印象が悪いことも事実です。
きっかけはきっかけとして伝え、だからこそ次の職場では~したいと考えていると未来に焦点をあて、話をして頂くのがよいでしょう。
不満ばかり伝えてくる方とは一緒に働きたいとはなかなか思わないですよね。
自分が面接官だとしたら、どういう風に伝えられたら印象が良いか想像することが大切です。
この記事の監修者
不動産転職ルート 編集部
不動産業界専門の転職エージェント「不動産転職ルート」の編集部です。不動産業界での転職活動やキャリアに役立つ記事を更新しています。