- 作成日:2023.04.14
- 更新日:2023.10.04
不動産営業は稼げる?平均年収や稼げる理由・稼ぐ方法を解説
「不動産営業は稼げると聞くけど本当?」「実際に年収いくら稼げるか知りたい」
このような疑問を抱えていませんか?
不動産営業と聞くと、頑張り次第でたくさん稼げる仕事というイメージを持っている方も多いでしょう。
実際に不動産営業は、契約件数に応じてインセンティブが支給されるケースが多く、全国平均年収より稼げる可能性が高い仕事です。
本記事では、不動産営業がどのくらい稼げるかについて解説します。
全国平均年収と比べてどのくらい多く稼げるのか、具体的な稼ぎ方についてお伝えするので、不動産業界への転職を検討されている方はぜひ参考にしてください。
関連記事:不動産営業から転職|売買仲介の営業経験を活かせる転職先
この記事の監修者
不動産転職ルート 編集部
不動産業界専門の転職エージェント「不動産転職ルート」の編集部です。不動産業界での転職活動やキャリアに役立つ記事を更新しています。
目次 INDEX
不動産営業は稼げる?平均年収は426万円
はじめに、不動産営業が全国平均と比べて稼げる仕事なのかお伝えします。
民間給与実態統計調査を元に、不動産業界の平均年収の算出をしたところ、不動産業界の平均年収は約426万円となりました。
また、同調査の全業界・職種の「1年を通じて勤務した給与所得者の1人当たりの平均給与」は443万円と発表されていることから、不動産業界の年収は平均的な金額であるといえるでしょう。
不動産業界の年収は全国平均水準ですが、不動産営業は基本給+インセンティブ報酬を採用している場合が多くあるため、平均年収より稼ぐことが可能です。
また、不動産営業の中でも、物件を売る「不動産売買営業」は商材の単価が高いため、歩合の金額も高くなりやすく、年収アップを目指しやすいでしょう。
ただし、新型コロナウイルスの影響により不動産業界も影響を受けています。
株式会社東京商工リサーチが実施した「新型コロナウイルスに関するアンケート調査」によると、220社中162社がコロナの影響を受けたと回答しました。
このように、景気によって年収が左右される恐れがあることも覚えておきましょう。
不動産営業が稼げる理由
次に、不動産営業が稼げる理由を具体的に説明します。
不動産営業が稼げる主な理由は次の2つです。
- インセンティブ報酬(歩合制)があるため
- 他の業種よりインセンティブが高い傾向にあるため
ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
インセンティブ報酬(歩合制)があるため
まず、不動産営業が稼げるのは、多くの企業でインセンティブ報酬(歩合制)を採用しているからです。
インセンティブ報酬は、契約時に発生する仲介手数料の数パーセント~最大30%ほどが給与に還元される仕組みです。
たくさん契約を取れば取るほど、自分の給与に還元されていくので、平均年収以上の収入を目指せます。
【インセンティブ支給例】※仲介手数料の30%がインセンティブと支給される場合
・仲介手数料:100万円
→100万円×インセンティブ30%=インセンティブ支給額30万円
また、企業によって異なりますが、短期間で何件も契約獲得するのは難しいため、インセンティブは3か月に一度支給、もしくは半年に一度支給されるケースが多いです。
支給までのスパンは企業ごとに異なるので、入社前に確認しておきましょう。
インセンティブを取り入れていない会社もある
不動産会社によっては、インセンティブ報酬を取り入れていない場合もあります。
インセンティブ報酬がない会社の場合、次の方法で年収アップを目指すことが可能です。
- 年収宅地建物取引士や管理業務主任者などの資格手当を得る
- マネージャーなどの役職にキャリアアップする
これらの方法でも年収アップを目指せますが、インセンティブ報酬ほど高額な収入を得るのは難しいでしょう。
ただし、インセンティブ報酬がない企業では競争する雰囲気が少なく、安心して長く働きやすいのがメリットです。
他の業種よりインセンティブが高い傾向にあるため
不動産営業は、取り扱っている商材の金額が高く、他の営業職よりインセンティブ報酬が高めです。
頑張り次第では20代の方や業界未経験の方でも、年収1000万円台を目指せます。
地域や物件の規模によっては、数千万円~数億円の商材を扱うので、必然的にインセンティブ額も高くなります。
商材の金額が高くなるほど、契約を1件取るハードルもどんどん上がります。
しかし、難易度が上がる分だけインセンティブ報酬額が高くなるので、目標をもって仕事に励みやすいでしょう。
不動産営業は「賃貸」と「売買」どちらが稼げる?
不動産営業には、物件を貸したい方と借りたい方の仲介を行う「賃貸営業」と、物件を販売したい方と購入したい方をサポートする「売買営業」があります。
営業マンの頑張りに応じて年収は変わりますが、稼ぎやすいのは売買営業です。
主な理由は次の通りです。
- 数千万円~数億円の商材が多く、インセンティブ報酬も高くなりやすい
- 1件あたりの成約のハードルが高いため
売買営業では、マイホームや店舗、企業のオフィスなど、お客様にとって人生最大のお買い物をサポートすることとなります。
お客様も高額な金額を支払うにあたり慎重になるため、賃貸営業より成約のハードルが高めです。
しかし、扱う商材の金額が高いので、インセンティブ報酬も高いのは稼ぎたい方にとってはメリットでしょう。
「不動産営業として稼ぎたい」と考えている方には、売買営業がおすすめです。
不動産営業で稼ぐ方法
ここまで不動産営業が稼げる理由をお伝えしてきました。
次に不動産営業として稼ぐ具体的な方法を3つ紹介します。
- 営業成績を上げる
- マネージャーに昇進する
- 資格を取得する
それぞれのポイントをチェックしていきましょう。
営業成績を上げる
不動産営業として稼ぐ場合、とにかく営業成績を上げることが稼ぐための1番の近道です。
インセンティブ報酬の支給がある企業で、営業成績を上げて、年収アップを目指しましょう。
営業成績を上げて年収アップを目指す場合は、次のポイントが重要です。
- インセンティブ報酬の支給額を入社前に確認する
- 常に勉強を怠らない
- 一人ひとりのお客様とのコミュニケーションを大切にする
いくら営業成績を上げても、インセンティブ報酬の支給額が少なければ多く稼ぐのは難しいです。
そのため、入社前に自分が納得のいく金額が支給されているかを必ず確認しましょう。
また、常に最新の知識を身につけ、一人ひとりのお客様の要望に応えられるよう丁寧なコミュニケーションを目指してください。
マネージャーに昇進する
マネージャーや部長など、チーム・部を統括する役職に昇進することで、役職手当を得られる場合も多いです。
マネージャーは自分の経験・知識を元に人材育成を行うため、今後の会社の売上を左右する重要なポジションといっても過言ではありません。
人材をイチから育てることは大変ですが、指導した部下が成果を上げた時に大きなやりがいを感じられるでしょう。
また、安定して営業成績を上げること、お客様の満足度を上げることがマネージャー昇進への第一歩です。
資格を取得する
不動産業界では、取得している資格に応じて、資格取得手当を支給する企業が多くあります。
資格手当が支給されるケースが多い、主な資格は次のとおりです。
- 宅地建物取引士(宅建)
- マンション管理士
- 管理業務主任者
- 不動産鑑定士
- ファイナンシャルプランナー(FP)
特に宅地建物取引士(宅建)は、不動産業界で働くにあたって必須の資格です。
不動産業界で働く場合、適切な知識を元に営業していくためにも、必ず取得を目指しましょう。
資格手当を得られるだけでなく、お客様からの信頼も得られることも資格取得のメリットです。
稼げる不動産会社に転職する方法
最後に、稼ぎやすい不動産会社に転職するためのコツを4つ紹介します。
- 不動産業界の知識を付ける
- これまでの実績をアピールする
- 大手企業に転職する
- 希望年収を交渉する
稼げるかは自分の努力次第の部分もありますが、基本給やインセンティブの割合にも左右されます。
転職後に後悔しないために、ポイントをチェックしていきましょう。
不動産業界の知識を身につける
入社前に、自分のできる範囲で不動産業界の知識を身につけておきましょう。
不動産業界は未経験歓迎の求人も多いですが、事前に知識を身につけておくことで1日でも早く戦力として活躍できる可能性が高まります。
不動産業界で役立つ知識は、次のとおりです。
- 土地や建物に関する不動産の基礎知識
- 物件の管理に関する知識
- 資産運用や金融に関する知識
不動産業界では、物件の賃貸や販売をはじめ、物件の維持や管理、マンションや土地を活用した資産運用など、さまざまな知識が必要です。
専門性が高い仕事のため、関連知識を身に付けておくことで、就職先の選択肢や内定獲得の可能性を広げられます。
これまでの実績をアピールする
転職活動する際には、これまでの実績をアピールしましょう。
なるべく数字を交えて、具体的にどのくらいの成果を上げてきたのかを伝えるのがポイントです。
<アピール例>
私は、前職で不動産賃貸営業職に3年間従事していました。入社後に、東京・渋谷エリアを担当し、常にお客様の本音を聞き出すヒアリングを大切にしてきました。結果、入社2年目で全営業社員120名中9位入賞を果たし、社内で優秀営業社員として表彰された実績があります。
他業界から転職する方も、数字を交えてどのような成績を上げたのか、その経験を不動産営業としてどのように活かしていけるかを伝えましょう。
大手企業に転職する
大手不動産企業に転職することも、しっかり稼ぐためにおすすめの方法です。
大手不動産企業で働くのには、次のようなメリットがあります。
- ブランド力があるので信頼を得やすい
- 集客力が高い
- 教育体制や資格取得支援制度が充実している
大手企業はブランド力があるため集客しやすく、お客様からの信頼も得られやすいので、中小企業で働くより契約獲得しやすい傾向があります。
また、教育体制や宅建などの資格取得支援も充実しているので、未経験の方にもぴったりの環境でしょう。
希望年収を交渉する
これまでの経験を活かして、年収アップを目指したい方は、内定獲得後に希望年収の交渉をしましょう。
転職活動において、年収交渉はマナー違反ではありません。
年収交渉する際は、次のポイントを意識しましょう。
- 前職での実績や保有資格を元にアピールする
- 想定年収のテーブル内で交渉する
希望年収を交渉する時は、これまでの実績や資格を元に、希望金額をもらうだけのスキルを保有していることをアピールしましょう。
また、転職先の心象を悪くしないために、あくまでも想定年収の範囲内で交渉するのもポイントです。
まとめ
本記事では、不動産営業が稼げる理由についてお伝えしました。
不動産業界の平均年収は約426万円と全国平均水準ですが、不動産営業は基本給+インセンティブ報酬を採用している場合が多くあるため、平均年収より多く稼ぐことが可能な仕事です。
また、なかでもマンションや土地を販売する不動産売買営業は、商材の金額が高いのでインセンティブ報酬も高めです。
そのため、不動産得業として稼ぎたい方には売買営業をおすすめします。
ただし、企業によってはインセンティブ報酬を支給していない場合もあるので、必ず求人票を確認しましょう。
不動産営業として稼ぐのは決して簡単ではありませんが、自分の努力次第で年収1,000万円以上を目指せます。
本記事を読んで不動産営業に興味を持った方は、ぜひチャレンジしてみてください。
▼参考文献
・国税庁「民間給与実態統計調査(令和3年分)」
・東京商工リサーチ『「コロナ禍における不動産業のアンケート」調査』
この記事の監修者
不動産転職ルート 編集部
不動産業界専門の転職エージェント「不動産転職ルート」の編集部です。不動産業界での転職活動やキャリアに役立つ記事を更新しています。