就活で11月に内定なしはやばい?【2025年10月最新】大学4年生が11月からの就活でやるべき対策方法
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- 大学4年生の11月時点で内定なしの状況は決して手遅れではないが、周囲と比較すると出遅れていると言える
- 就活エージェントの活用や応募範囲の拡大、自己分析の見直しにより、11月からでも効率的に内定を獲得を目指せる
- 専門的なサポートにより短期間での内定獲得が可能となり、11月時点の競合が少ない環境で企業に自分をアピールできる
- 11月採用企業は採用基準が柔軟で人柄重視の選考が多く、就活エージェントが保有の非公開求人により優良企業との出会いも期待できる
- 就活エージェントへの登録は無料で気軽に相談でき、本記事の具体的対策方法を踏まえてよりすぐに行動に移しやすくなる
なお、大学4年生の11月時点で内定がない方への、おすすめの就活エージェントは以下の通りです。
サービス名 | おすすめポイント |
---|---|
キャリアチケット就職エージェント | ・最短1週間(※1)で内定獲得まで進めるケースがある ・内定獲得が平均より1.4倍(※2)と高めの実績がある ・面接対策を何回でも納得するまで行うことができる |
キャリアパーク就職エージェント | ・年間1,000人(※3)と面談するエージェントのサポートが受けられる ・綿密なヒアリングを行い自身にあった企業を厳選して紹介してもらえる ・LINEを使って手軽にエージェントに相談が行える |
(※1~4 2025年9月時点 公式サイトに記載)
目次
【前提】大学4年生の就活で11月に内定なしはもう遅い?やばい?
11月時点での内定なしは厳しい状況ですが、まだ諦める必要はありません。
秋採用や冬採用で募集を継続している企業が存在するため、卒業までの内定獲得は実現可能と言えます。
ただし、春夏の採用活動と比較すると応募先企業が限られるため、戦略的なアプローチが求められます。
この点に関して、効率良く行いたい場合は就活エージェントを利用するのがおすすめです。
11月時点の内定者の割合
※グラフの詳細はアンケート概要をご覧ください
※本アンケートは10月以前に就活を行っていた方、就活を10月まで一度も就活を行っていなかった方を含みます
本サイトが大学生で就活をしたことがある方566名にアンケートを行った結果、11月時点で内定が決まっていた方は73.67%となりました。
そのため、多くの大学4年生が内定を獲得していることがわかります。
一方で、約25%の方は内定を獲得していないため、11月時点で内定なしの場合であってもやばい状況とは言えないでしょう。
また、株式会社リクルートが2025年卒を対象に行った調査によると、2024年10月1日時点で95.9%(※)が内定獲得済みとの結果も出ています。
(出典;就職みらい研究所調査)
上記の調査結果により、11月時点で内定がない学生はわずか4%ほどに該当しますが、秋・冬採用を行う企業は多くあるため、諦める必要はないと言えるでしょう。
11月で内定なしでも就活を続けた方がいい・始めた方がいい理由
国家資格キャリアコンサルタント、キャリコンリンク合同会社代表。
瀧本 博史
大学4年の11月で内定がない方でも、焦らずに活動を継続すれば、自身の適正にマッチした企業と出会える可能性は残されています。
秋採用として募集を継続している企業が存在する
11月以降も就活を続けた方が良い理由として、11月以降も秋採用として採用活動を継続する企業は数多く存在する点が挙げられます。
秋採用とは、企業が10月から12月頃にかけて実施する新卒採用活動のことです。
この時期に募集を継続する企業があることで、11月から就活を始める学生にとっても内定獲得のチャンスが残されていると言えるでしょう。
応募を行う企業として、例えば外資系企業やベンチャー企業、大手企業のグループ会社などが秋採用に取り組んでいます。
人材の追加募集を行う企業が存在する
春の採用で予定していた人員を確保できなかった企業が、11月以降に追加募集を実施する場合があります。
内定辞退者が予想より多く発生したり、企業の知名度不足により応募が集まりにくかった場合に、このような状況が生じると言えるでしょう。
11月以降に追加募集を行う場合、企業は採用に対する意欲が強い傾向にあるため、学生にとって内定獲得のチャンスが向上するというメリットがあります。
具体的には、春採用で目標人数に達しなかった中堅企業やBtoB企業などが該当し、これらの企業は業績が安定している場合も多く見受けられます。
企業の採用基準が下がっている可能性がある
11月の時期になると、採用予定人数を下回っている企業では選考の基準が緩和される傾向があります。
秋採用を実施している会社は、春から夏にかけての選考で必要な人材を獲得できなかったケースが多く、このような企業では採用基準の見直しを行う可能性があります。
企業側も残された期間に限りがあるため、決めていたハードルを下げて採用活動を継続することもあるでしょう。
具体的には、内定辞退者が予想より多かった大手企業や、知名度の関係で応募者が集まりにくかった企業が該当します。
ただし、応募が多数くるような例外となる企業もあるため、事前の準備や対策は怠らないようにしましょう。
内定がない人・11月からでも内定をもらう人は一定数存在する
大学4年生から就活を始めた学生でも、実際に内定を獲得できている実績があります。
就職みらい研究所の調査データによると、開始時期が遅くなった学生を含めて、最終的には内定を取れている割合は96.8%(※)となっており、11月からでも十分に可能性があることが示されています。
(出典:就職みらい研究所の調査データ)
そのため、就活開始の時期が遅くなったからといって諦める必要はなく、適切な戦略を立てれば11月からでも内定獲得に期待ができます。
また、実例として2月まで就活を継続して内定を獲得した学生も存在しています。
11月で内定なしの場合の対策方法
大学4年生の11月時点で内定を獲得していなかった方にアンケートを行った結果、実際に効果のあった就職活動は以下のようになりました。
※グラフの詳細はアンケート概要をご覧ください
以上の点から、11月以降の就職活動では応募先の見直しや、シンプルに数を増やすなどの対策が必要になるようです。
また、就活エージェントへの相談が効果的だったと感じる方も多くいるため、無料相談できるエージェントに登録しておくことも重要になるでしょう。
なお、11月で内定なしの場合の対策方法として、以下の内容が挙げられます。
国家資格キャリアコンサルタント、キャリコンリンク合同会社代表。
瀧本 博史
11月で内定を獲得したい場合は、秋冬採用企業への応募を強化したり、自己分析を見直し、志望動機を明確化することが重要です。
就活エージェントに登録・相談する
就活エージェントへの登録と相談により、内定獲得の可能性を向上させることができます。
就活エージェントは、企業と学生をつないでくれる人材紹介サービスであり、就職活動をアドバイザーが支援してくれるサービスです。
11月という時期においても、エージェント経由で応募できる企業や非公開求人があるため、効率的な企業選びが期待できます。
また、就活エージェントでは具体的に以下のサービスを無料で利用できる可能性が高いです。これらを一人で行う時間も限られている状況であると言えるため、上手く活用して早めの対策を行うことが得策と言えます。
- 履歴書の添削
- エントリーシートの添削
- 模擬面接
- 選考対策のアドバイス など
ただし、担当者との相性も重要なため、複数のエージェントに登録して比較検討することをおすすめします。
なお、おすすめの就活エージェントは以下の2つです。
キャリアチケット就職エージェント
キャリアチケット就職エージェントとは
キャリアチケット就職エージェントは、レバレジーズ株式会社が運営を行っている大手の就活エージェントです。
キャリアチケット就職エージェントでの就職活動がおすすめの人
- 11月に内定がなくスピード感をもって就活を進めたい人
- 自身の属性や特性に合わせた企業を紹介してほしい人
- 手当たり次第に応募する就活方法を避けたい人
キャリアチケット就職エージェントで就活するメリット
キャリアチケット就職エージェントは、最短1週間(※1)でスピード内定に期待が持てる就活エージェントです。
質の高い就活をモットーにしているため、自身にマッチした企業を選出したうえで、綿密な面接・書類選考の対策をしてもらえます。
そのため、スピード内定はもちろん、内定獲得率も平均値の1.4倍(※2)と比較的高い点が特徴です。
(※1~2 2025年9月時点 公式サイトに記載)
また、前述したように質の高い就活を行える特性から、何社も応募して面接に挑むようなストレスフルな就活を避けることもできるでしょう。
サービス名 | キャリアチケット就職エージェント |
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対象業界 | 幅広い業界・業種 |
最短内定獲得日数(※) | 1週間 |
面接対策 | 回数無制限 |
サポート内容 | ・個別のヒアリング ・企業紹介 ・就活セミナーの開催 ・面接対策 |
運営会社 | レバレジーズ株式会社 |
運営許可番号 | 13-ユ-302698 |
キャリアパーク就職エージェント
キャリアパーク就職エージェントとは
キャリアパーク就職エージェントは専属のエージェントが就き、自身にあった企業を紹介してくれる就活エージェントです。
キャリアパーク就職エージェントでの就職活動がおすすめの人
- 自己分析の見直しを行いたい人
- オンライン完結のスムーズなやり取りを望む人
- 面接対策を重点的に行いたい人
キャリアパーク就職エージェントで就活するメリット
キャリアパーク就職エージェントでは、年間1,000人以上(※)と面談を行った経験豊富なエージェントが専属で就き、就活のサポートを行ってくれます。
(※2025年9月時点 公式サイトに記載)
例えば、書類選考や自己分析などの軸となる部分の見直しを行ってくれるため、11月に内定なしで再度見直しを行いたい場合に重宝するでしょう。
また、面接対策にも力を入れているため、これまで面接で失敗したことのある方でも、十分に対策した上で臨むことができます。
なお、エージェントとのやり取りはすべてLINEを使ってオンラインで行えるため、足を運ぶ必要もなく、手軽に対策が行える点もメリットです。
サービス名 | キャリアパーク就職エージェント |
---|---|
対象業界 | 幅広い業界・業種 |
最短内定獲得日数(※) | 1週間 |
面接対策 | 無制限 |
サポート内容 | ・自己分析のサポート ・面接対策 ・初回ヒアリング、面談 ・内定獲得後のサポート |
運営会社 | ポート株式会社 |
運営許可番号 | 13-ユ-305645 |
就活エージェントを活用して11月から内定した人の声
就活、でしたっけ?
私4年生の11月終わりに真面目に始めて過保護なゼミ担と就活エージェントさんのおかげで年末に内定手に入れられたので何とかなります😀(無責任すぎる
— あお (@ao__0724) April 6, 2022
こんにちは!自分は11月から3ヶ月で納得内定までエージェントにフォローしていただいたので、就活の進め方に悩んでいたらぜひ紹介したいです!
— とっしー (@optimiz_ai) February 23, 2022
就活サイトを活用する
就活サイトを活用することで、11月からでも内定を獲得できる企業を見つけやすくなります。
秋採用では春夏採用よりも競争倍率が下がると考えられ、応募者数の減少により内定獲得のチャンスが増える場合があります。
具体的な活用方法として、「新卒」「秋入社」「秋採用」などのキーワードで検索を行い、複数の就活サイトを併用して選択肢を拡大することが効果的です。
ただし、掲載数は春夏採用より減少するため、頻繁にサイトをチェックし、応募締切を見逃さないよう注意が必要です。
キャリアセンターに相談する
大学のキャリアセンターへの相談により、個別性の高いサポートを受けながら内定獲得を目指せる場合があります。
キャリアセンターでは、企業の採用情報やインターンシップの情報を学生の希望に合わせて提供し、非公開の求人情報も閲覧可能です。
11月の時期においても、長年の経験を持つ専門スタッフから企業目線でのアドバイスを受けることで、選考通過率の向上が期待できます。
具体的なサポートとして、以下の内容が無料で利用できる場合があります。
- エントリーシートの添削
- 模擬面接の実施
- OBやOG訪問の手配
- 企業との連絡やトラブルの対応
しかし、サポート内容は大学によって差があるため、事前に内容や利用可能時間、予約方法を確認してから利用することが重要です。
応募する企業・業種を広げる
志望企業の範囲を拡大することで、11月からでも内定獲得の可能性を高められる場合があります。
これまで大手企業や知名度の高い企業のみに焦点を当てていた人も、中小企業やBtoB企業などを検討してみると良いでしょう。
また、11月以降も多くの企業が秋採用や通年採用を実施しており、一般的にあまり知られていない会社でも福利厚生や研修制度が充実している企業に出会える可能性があります。
例えば、大手企業のグループ会社、外資系企業、IT系ベンチャー企業などが挙げられます。
ただし、企業の規模や知名度のみでなく、将来のキャリアビジョンとの適合性を重視し、十分な企業研究を行った上で応募することが重要です。
スピード感を持って受ける企業の数を増やす
受ける企業数を迅速に増加させることで、短期間での内定獲得率を向上できる場合があります。
11月の秋採用では、選考フローが短縮される傾向があり、企業側も採用を急いでいるケースが多いため、スピーディーな対応が求められます。
限られた時間内で複数の企業にアプローチすることにより、内定を得られる機会を数学的に増やすことが可能となるでしょう。
具体的な方法として、以下の方法を並行して進めることが効果的です。
- 就活エージェントからの紹介
- 求人サイトでの検索
- 合同説明会への参加
- 企業のホームページをチェック
ただし、数を重視するあまり企業研究が浅くなると志望動機の説得力が低下する場合があるため、効率的な情報収集とバランスの取れた対策が必要です。
自己分析の内容を見直す
自己分析を再度実施し、改善点を明確にすることで、企業とのマッチング精度を高めることが期待できます。
春夏採用で内定を獲得できなかった理由の多くは、自身の強みや価値観を正確に把握できていないことや、企業が求める人物像との乖離がある場合が多いです。
11月という段階で自己分析をやり直すことにより、これまでの就活経験を踏まえた上で、より現実的かつ具体的な就活の軸を構築できるでしょう。
具体的な取り組みとして、これまでの選考で受けた質問と回答の振り返りや新たな適性検査の受験、面接フィードバックの分析などがあります。
面接では「なぜ11月まで就活をやっているのか」という問いに対して、自己分析の見直しによる気づきや成長をポジティブに説明できるよう準備することが大切です。
志望動機を明確にする
企業ごとに具体的で説得力のある志望動機を構築することで、秋採用での選考通過率を向上できる可能性があります。
志望動機とは、なぜその企業に入りたいのかという理由を明確に示すものであり、企業研究と自分の価値観を結びつけて論理的に説明する必要があります。
秋採用を行っている企業は採用を急いでいるため、入社意欲を見て優先的に採用する傾向があり、志望動機の質が内定獲得の鍵となる場合があります。
具体的な作成方法として、競合他社との違いをハッキリとさせ、企業の事業内容や社会的価値を把握した上で、自分の過去の経験と結びつけて説明することが効果的です。
そのため、テンプレートのような使い回しは避け、各企業の特徴に合わせてオリジナルの内容を作成することが重要です。
面接対策を徹底する
面接スキルを根本から見直し、徹底的な対策を行うことで、11月からでも内定獲得を期待できます。
面接対策とは、想定質問への回答準備、コミュニケーション能力の向上、自己PRの見直しなどを含む総合的な選考準備のことです。
11月まで内定を獲得できていない場合、これまでの面接で何らかの課題があったと考えられるため、客観的な視点からの改善が必要と言えます。
そのため、模擬面接の実施や想定質問への回答の見直し、話し方や表情の改善など、「なぜ11月まで就活を続けているのか」という質問への回答を準備をしましょう。
また、選考に慣れてしまったり、油断することなく、新鮮な気持ちで各企業の特徴に合わせた面接対策を行うことも大切です。
11月で内定なしの人の特徴・原因
以下は11月時点で内定がなかった人を対象に、内定がなかった原因に関してアンケート調査を行った結果になります。
※グラフの詳細はアンケート概要をご覧ください
上記のアンケートでは、応募先を絞りすぎていたことが最も多く、続いて志望動機の明確さや面接対策不足が挙げられていました。
このことから、軸を決めたうえで就活に臨むことの大切さがわかると言えます。
以下では、内定がなかった人の特徴に関して詳しく解説しています。
応募する企業や業界を絞り過ぎている
大手企業や知名度の高い企業のみに応募範囲を狭くしていることが、11月まで内定を獲得できない主要な原因の一つと言えます。
このような選択をする就活生は、採用枠が限られた人気企業に集中してしまうため、内定獲得の機会を狭めてしまう場合があります。
具体的な例として、メディア業界や金融業界の大手企業、有名メーカーなど、学生からの応募が集中しやすい企業ばかりに応募するケースが挙げられます。
この状況を改善するには、中小企業やベンチャー企業、BtoB企業など視野を広げ、自分の将来のキャリアビジョンと照らし合わせた企業選択をすることが必要です。
志望動機が不明瞭である
企業への志望理由が曖昧で説得力に欠けることが、選考で落とされる大きな要因となっている場合があります。
志望動機が不明瞭とは、なぜその企業を選んだのか、入社後に何を実現したいのかを具体的に話せない状態を指します。
秋採用では企業側が入社意欲の高い学生を優先的に採用する傾向があるため、志望動機の質が内定獲得に直結する可能性が高いです。
不明瞭な志望動機の例として、「貴社の企業理念に共感しました」「安定している会社だから」などの抽象的で根拠のない理由が挙げられます。
改善策として、企業研究を徹底し、競合他社との差異を明確にした上で、自分の過去の経験と企業の事業内容を結びつけて具体的に説明することが重要です。
業界知識が不足している
応募する業界の基本的な情報や動向を十分に理解していないことが、面接での評価を下げる原因となる場合があります。
業界知識の不足とは、以下のような基本情報を把握できていない状態を指します。
- 業界の市場規模
- 主要企業
- 今後の成長性
- 社会的役割
面接官は応募者の業界理解度を通じて、真剣に企業研究を行っているかを判断しており、知識不足は志望度の低さと受け取られる可能性があります。
そのため、業界内での企業のポジションを理解していない、最近の業界ニュースを知らないなどのことがないようにしておきましょう。
なお、対策として、業界専門誌の読込み、業界団体のホームページ確認をすることが大切です。
加えて、OB・OG訪問を通じた現場の声の収集を行い、深い業界理解を身につけることも必要な対策の一つと言えるでしょう。
不採用時の反省ができていない
不採用となった選考を冷静に振り返り、問題点を洗い出すことが重要です。
選考で失敗した理由を明確にせずに次の企業に応募しても、同じミスを繰り返す可能性が高いでしょう。
内定獲得率を向上させるには、振り返りによる改善が鍵となります。
具体的な振り返り方法として、面接での質問に対する回答内容を再検討することが挙げられます。
また、書類選考で落ちた場合は応募書類の内容を見直し、企業が求める人物像とのズレがないか確認する必要があります。
振り返りを行わずに同じパターンで就活を続けていると、11月という時期に内定がないという状況に陥りやすくなるでしょう。
面接慣れをしていない
面接練習を十分にしていないと、緊張や慣れない環境で本来の力を出せない場合があります。
就活における面接は大学受験時とは大きく異なり、将来を左右する重要な場面のため強いプレッシャーを感じやすいです。
そのため、面接経験が少ないうちは、質問への適切な回答や自然な会話の流れを作ることが困難になる場合があります。
また、面接慣れしていない学生は、面接官との目線合わせや適切な敬語の使い方に集中しすぎて、肝心の回答内容が疎かになりやすいでしょう。
さらに想定外の質問が出た際に、冷静に対応できずに沈黙してしまうケースも見られます。面接練習を重ねることで緊張をコントロールし、自分らしさを伝えられるようになることが大事です。
なお、11月時点で内定を獲得していない場合、面接対策の強化が急務であると言えるでしょう。
11月で内定なしで就活を行うデメリット
応募できる企業の数や枠数が少なくなる
11月における就活では選択できる企業の選択肢が制限されてしまう場合があります。
新規求人数は11月になると落ち込む傾向にあり、これは企業側の採用活動が縮小する時期のためです。
多くの企業では春夏の段階で目標採用人数に達しており、11月時点で採用活動を行っている企業は減少します。
例えば、大手企業を始めとする人気企業の多くが10月1日の内定式に向けて採用活動を終了しており、残された求人は限られた分野や特定の条件を満たす職種に偏ることがあります。
この時期に応募可能な企業数の減少は、就活生にとって選択肢を狭める要因となるため、業界や企業規模などの条件を見直すことが重要です。
就活を続けている理由を聞かれる機会が多くなる
11月まで就職活動を継続している場合、面接において就活が長期化している理由を問われる頻度が高まります。
企業側としては、他の就活生が内定を獲得している時期に継続して就活を行っている学生に対して、その背景を確認したいと考えている場合があります。
面接官は就活生の選考に対する姿勢や、企業選びの軸が明確であるかどうかを見るために、この質問を通じて深く掘り下げてくるでしょう。
具体的には「なぜ11月まで就活を続けているのか」「これまでどのような企業を受けてきたのか」といった質問が想定され、回答次第では選考に大きく影響する可能性があります。
そのため、あらかじめ論理的で説得力のある答えを用意しておくことが、選考を通過するための重要なポイントとなるでしょう。
11月まで就活を続けている理由の回答例
11月まで就活をしている回答例として、「私は慎重に企業選びを行いたいと考え、多くの企業を見比べながら就活を進めてきました」という姿勢を示す回答が効果的です。
「これまでの就活経験を通じて自分の価値観や志望軸がより明確になり、その結果として貴社への入社意欲が高まった」といった成長を示すストーリーも有効でしょう。
また「複数の業界を幅広く研究した結果、最終的に貴社の事業領域に最も魅力を感じた」という業界研究の深さをアピールする回答も考えられます。
重要なのは、単に内定が取れなかったという消極的な理由ではなく、より良い選択をするための積極的な行動として就活を継続していることを説明することです。
さらに「この期間を活用してスキルアップに取り組んだ」「OB・OG訪問を通じて業界理解を深めた」など、空白期間を有効活用していることを具体的に示すと良いでしょう。
選考期間が短くなりやすい
11月時点での就活では、通常よりも選考プロセスの期間が短縮される傾向があります。
これは、企業が予定している採用枠を早急に埋めたい状況にあることが背景となっています。
通常の選考期間よりも短縮されるため、エントリーシートや面接対策にかけられる時間が限られてしまうリスクがあります。
例えば、通常であれば1次面接から最終面接まで1か月程度かかるプロセスが、11月の選考では2週間ほどに短縮される場合もあります。
ただし期間が短くなっても選考の難易度や内容が簡略化されるわけではないため、限られた時間でも万全の準備をしておくことが重要です。
内定式が終了している
11月の就活では、多くの企業で内定式が10月に実施済みという特殊な状況で活動することになります。
一般的に企業の内定式は10月1日に実施される慣習があるため、11月に内定を獲得した場合は同期との初対面が翌年4月以降になる場合があります。
また、この時期は周囲の友人の大部分が既に内定を確保している状況であるため、精神的な孤立感を感じやすくなるでしょう。
例えば、友人が内定式の話題で盛り上がる中で自分だけが就活を継続している状況や、SNSで内定式の写真が投稿される様子を見るなどが挙げられます。
このような状況でも自分のペースを保ち、周囲の状況に惑わされずに着実に就活を継続する強いメンタルが求められます。
11月に採用を続ける企業の特徴
中小企業やベンチャー企業など小規模な企業の割合が多い
11月に採用を続ける企業は、中小企業やベンチャー企業が目立つ傾向があります。
これらの小規模企業は、大手企業と比較して知名度が低いため、春採用の時期に十分な応募者を集められない場合が存在します。
また、ITベンチャーやBtoB企業では事業拡大に伴う人員確保のため、通年で採用活動を継続している企業が数多く見られます。
ただし、規模や知名度のみで企業を判断せず、自分が活躍できる環境かどうかを重視することが重要です。
(※1,2 2025年9月時点 公式サイトに記載 リクルートワークス研究所調べ)
敢えて秋採用を行なっている場合がある
一部の企業では、戦略的に秋採用を実施して優秀な人材を確保する動きがあります。
公務員試験や司法試験、公認会計士試験などの資格試験に挑戦していた学生が、進路変更により民間企業を志望するケースを想定した採用戦略です。
これらの学生は高い学習能力や専門知識を持つ優秀な人材である可能性が高く、企業にとって貴重な採用機会となります。
具体的には大手企業のグループ会社が、親会社の採用活動と時期をずらすことで内定辞退のリスクを減らし、効率的な採用を実現している事例があります。
11月の採用は決して「二次募集」ではなく、企業が計画的に実施している戦略的な採用活動である場合もある点を理解しておきましょう。
通年採用を行なっている場合がある
近年、多くの企業が年間を通じて採用活動する通年採用を導入しており、通年採用を検討している企業は増加傾向にあります。
なお、通年採用を実施する理由として、帰国子女などの多様な人材を受け入れるため、時期に関係なく実力のある学生を求めているような場合が挙げられます。
具体例として、ベンチャー企業や外資系企業では自由な社風のもと、年間を通して採用活動を行っているケースが頻繁に見られます。
また、内定辞退が多く発生したり、11月に内定辞退の連絡があった場合でも迅速に人員補充できるため、企業にとってもリスクヘッジの効果があると言えます。
11月からの就活で採用までの流れ・スケジュール例
1,エントリーを行う:11月第1週
11月第1週にはまず、秋採用や通年採用を実施している企業への応募申請を速やかに完了させることが重要です。
大学4年生の11月は一般的な採用活動のピークを過ぎた時期のため、限定された募集機会に迅速な対応が求められます。
この時期のエントリーが効果的な理由は、企業が採用予定数の確保に焦りを感じており、短期間での選考実施を望んでいるためです。
具体的には、就活エージェントの紹介案件、大学の就職課に届いた求人、大手企業のグループ会社の募集情報などへの迅速な申し込みが効果的といえるでしょう。
注意点として、この時期の募集は数が限られているため、条件の幅を広げて複数企業への同時エントリーを検討する必要があります。
2,1〜3次面接を受ける:11月第1週〜12月前半
11月第1週から月末にかけて、書類審査通過後の初回から複数回にわたる面接選考に臨むことになる場合があります。
秋採用における面接は春夏の選考と比較して実施期間が圧縮されるため、企業は効率的な人材評価を目指して選考ステップを集約する傾向があります。
この段階での面接が重要な理由は、採用枠の限られた環境において、一回一回の選考機会が内定獲得に直結する可能性が高いためです。
実例として、通常は4〜5回実施される面接が2〜3回に短縮されたり、複数の選考を1日で実施する集中型の選考スケジュールが組まれることがあります。
3,最終面接を受ける:12月前半〜12月中
12月前半から中旬にかけて、役員や社長による最終的な合否判定の面接を実施することが一般的です。
企業は年末年始の休暇前に採用活動を完結させたいと考えるため、12月中の最終判定に向けて選考プロセスを加速させる特徴があります。
最終面接が12月に集中する背景には、企業側が翌年度の人員計画を確定させる必要性と、学生の就活終了に向けた区切りをつけたいとの双方の意向があります。
例えば、11月に1次面接、11月下旬に2次面接、12月上旬に最終面接という3週間程度の短期集中スケジュールが設定されるケースが多くみられます。
4,内定:12月中
12月中旬から下旬にかけて、最終面接の結果に基づいた内定通知が発表される流れとなります。
年末のタイミングでの内定発表は、企業が年内に採用目標を達成したいとの意向と、学生が新年を安心感を持って迎えたいとの希望が合致した結果です。
12月の内定が学生にとって重要な意味を持つ理由として、翌年の卒業論文執筆や卒業準備に集中できる環境を確保できることが挙げられます。
具体的には、12月第2週頃に内定通知の電話連絡、その後正式な内定通知書の郵送という手順で内定が確定するパターンが一般的といえるでしょう。
注意点として、12月内定の場合は通常の10月内定式には参加できないため、同期との顔合わせは翌年度に実施される場合があります。
【2025年最新】11月内定なしの人におすすめの就活セミナーを紹介!
ここでは、11月内定なしの人におすすめの就活セミナーを紹介していきます。
セミナー名 | 個人面接トレーニング 札幌新卒応援ハローワーク |
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開催日 | 2025年11月5日(水) |
対象者 | 2026年卒・2027年卒・2028年卒・2029年卒 |
主催 | 札幌新卒応援ハローワーク |
会場 | 大樹生命札幌共同ビル(ジョブカフェ北海道) |
イベントの内容 | ・面接対策 |
出典:イベカツ
※2025年10月3日時点
11月時点で採用を行なっている企業の探し方
就活エージェントに相談する
専門のアドバイザーから個別サポートを受けることで、効率的に企業を見つけることができる場合が多いです。
就活エージェントは採用に意欲的な企業とのネットワークを持っているため、一般にはオープンにされていない求人情報にアクセスできる可能性があります。
11月時点で内定がない状況では、選考対策の改善と企業選びの見直しが重要になります。
エージェントは面接対策やエントリーシート添削なども行ってくれるため、選考通過率の向上が期待できるでしょう。
ただし、エージェントに頼りすぎず、自分でも情報収集することが大切です。
就活サイトを確認する
11月時点で採用を行っている企業の探し方として、大手就活サイトで秋採用を実施している企業の情報を調べることが重要です。
リクナビやマイナビなどの主要サイトでは、11月以降も採用活動を続けている企業の特集を行うことがあります。
検索条件を設定する際は、残業時間や定着率などの働きやすさの指標も確認して、質の高い企業を見極めましょう。
また、地域に特化した求人サイトや大学のキャリアセンターが保有する求人情報も併せて確認することをおすすめします。
注意点として、掲載期間が長い求人や実態と異なる内容の可能性もあるため、企業研究は注意深く行いましょう。
就活イベントに参加する
11月でも秋採用を実施する企業が開催する就活イベントに参加することで、採用情報を効率的に収集できる可能性が高いです。
秋採用の時期には合同企業説明会や個別企業説明会など、多様なイベントが開催されており、企業との直接的な接点を築くことが可能と言えます。
これらのイベントに参加する重要性は、採用意欲の高い企業と繋がれる確率が高いことにあります。
具体的には、マイナビやキャリタス就活などの大手就活サイトで開催される合同説明会や、企業が独自に実施する個別説明会が挙げられます。
なお、イベント参加時は事前に参加企業の情報をリサーチし、質問内容を準備しておくことで、より有効な情報収集ができるでしょう。
キャリアセンターに相談する
大学のキャリアセンターは11月時点でも採用活動を続ける企業の情報を保有している場合が多く、相談することで採用企業を見つけられる場合があります。
キャリアセンターとは、学生の就職活動や進路選択を専門的にサポートする大学内の部署で、企業との太いパイプを持っていることが特徴です。
この相談が重要な理由は、一般的な求人サイトには載っていない大学限定の求人情報や、その大学の学生を採用したい企業の情報を得られるためです。
例えば、大学独自の企業説明会の案内や、OB・OGが在籍する企業からの特別な採用情報などを紹介してもらえるケースがあります。
ただし、予約制となっている場合が多いため、事前に相談の予約を取り、相談内容をクリアにして臨むことが大切です。
11月で内定なしに関するよくある質問
内定式に出れないと同期に遅れを取ることになる?
内定式に参加できなくても、同期との差にはほとんど影響しません。
内定式は10月1日に開催される企業が一般的ですが、11月以降に内定を獲得した場合でも、翌年4月の新卒研修で同期と顔を合わせることになります。
内定式は単なるセレモニーであり、その後の業務に大きな影響を与えることはなく、入社後の成長や成果は個人の取り組み次第で決まるものです。
また、11月以降の内定者は内定式を経験していない分、入社までの準備期間を有効活用し、業界研究や資格取得などを目指すと良いでしょう。
11月の就活を自信を持って行うコツは?
過去の就活を振り返り、課題を明確にしてからアクションすることで自信につながりやすくなります。
自己分析を通じて自分の強みや価値観を再確認し、それに合った企業選びを行うことで、質の高い志望動機を作成できるようになる可能性が高いです。
十分な準備をして面接に臨むことで、受け答えに自信を持てるようになり、自然な表情と話し方で面接官に好印象を与えられるでしょう。
また、就活エージェントやキャリアセンターのサポートを積極的に活用し、第三者からの客観的なアドバイスを受けることで、自分の強みを発見し自信を築くことができる場合があります。
注意点として、焦ってむやみに多くの企業に応募するのではなく、10社前後に絞って1社ごとの対策を丁寧に行うことが重要です。
11月に応募している企業はやばい?
11月に応募できる企業にもしっかりとした理由があり、必ずしもやばいわけではありません。
秋採用を実施する企業には、採用予定人数が確保できていないパターンと、戦略的にこの時期を選んでいる場合があります。
一部の企業や大手企業のグループ会社では、採用方針の変更や内定辞退などの理由で秋まで採用を継続しているケースも見られます。
例えば、ニッチなジャンルのトップ企業、大手企業の子会社などは、秋採用でも狙い目となっています。
ただし、通年採用を行っている企業を選ぶ際は、労働条件や企業の安定性をしっかりと確認することが重要です。
何月までに内定が決まらないとやばい?
一般的には12月までに内定を獲得することが望ましいとされています。
多くの企業が8月をピークに採用活動を終了し、12月時点ではほぼすべての企業が採用選考を完了させているためです。
内閣府の調査によると、約9割(※)の学生が8月までに就職活動を終えており、12月以降の選考機会は減少する傾向にあります。
(※出典: 内閣府令和3年度委託調査事業 )
具体的には、秋採用は9月から11月頃が活動的で、12月には多くの企業が選考を終了する流れとなっています。
しかし、12月以降も冬採用や通年採用を実施する企業は存在するため、諦めずに採用情報を確認し続けることが大切です。
大学で就活を行った方に対するアンケート
アンケートの概要
アンケート調査対象 | 大学で就活を行ったことのあるユーザー |
---|---|
調査概要 | 大学で就活を行った方に対するアンケート調査 |
調査方法 | インターネットアンケート |
アンケート集計人数 | 566人 |
アンケート参加者の性別
性別
男性 | 女性 | 回答しない | |
---|---|---|---|
人数 | 362人 | 197人 | 7人 |
アンケート結果
大学4年生の11月に内定は決まっていましたか
割合 | 人数 | |
---|---|---|
はい | 69.26% | 392 |
いいえ | 31.10% | 176 |
大学4年生の11月時点で内定がない方へのアンケート
アンケートの概要
アンケート調査対象 | 大学4年生の11月時点で内定がないユーザー |
---|---|
調査概要 | 大学4年生の11月時点で内定がない方へのアンケート調査 |
調査方法 | インターネットアンケート |
アンケート集計人数 | 87 |
アンケート参加者の性別
性別
男性 | 女性 | 回答しない | |
---|---|---|---|
人数 | 59人 | 23人 | 5人 |
アンケート結果
11月以降に行った就職活動を教えてください(複数ある場合は最初に行った活動を教えてください)
項目 | 回答数 |
---|---|
就活エージェントに相談する | 8 |
就活サイトに登録する | 16 |
キャリアセンターに相談する | 20 |
応募先を見直す | 15 |
受ける企業の数を増やす | 15 |
再度自己分析を行う | 3 |
志望動機を見直す | 3 |
面接対策を行う | 3 |
その他 | 4 |
11月以降に行った就職活動で特に重要・効果的だったと思うことを教えてください
項目 | 回答数 |
---|---|
就活エージェントに相談する | 12 |
就活サイトに登録する | 11 |
キャリアセンターに相談する | 15 |
応募先を見直す | 17 |
受ける企業の数を増やす | 17 |
再度自己分析を行う | 3 |
志望動機を見直す | 5 |
面接対策を行う | 2 |
その他 | 5 |
11月で内定がない状態だった原因として考えられることを教えてください
項目 | 回答数 |
---|---|
応募先を絞りすぎていた | 28 |
志望動機が明確ではなかった | 16 |
業界の知識が不足していた | 11 |
不採用になった際に改善点の修正ができていなかった | 12 |
面接に慣れていなかった | 13 |
就活を先延ばしにしていた | 4 |
その他 | 3 |

株式会社ファンオブライフ
領域特化型転職エージェントとして「アガルートキャリア」や「Education Career」などの運営を行う。有料職業紹介事業(許可番号:13-ユ-307322)。
国家資格キャリアコンサルタント、キャリコンリンク合同会社代表。著書は『オンライン就活は面接が9割』(青春出版社)、『2026年度版本気で内定!面接対策』(新星出版社)など。
瀧本 博史
大学4年の11月時点で内定がないとしても、秋冬採用があり、近年は通年採用をしている企業も多いため、内定獲得の機会は残されています。
また、応募する以外にもエージェント経由での紹介などの道が残されています。