株式会社ファンオブライフ|専門領域に特化した転職エージェント

メニューを開く

新しい領域を選ぶ際の考え方

2023.08.28

こんにちは!株式会社ファンオブライフ取締役の佐久間です。

私は、株式会社ファンオブライフの親会社である株式会社アガルートの取締役をしながら、株式会社ファンオブライフの主に新規領域・マーケティング・システム開発を管掌しています。

2023年に入ってから、2つの新サービス「不動産転職ルート」、「人材業界転職ルート」をリリースしています。

社内外含めて、「今後も新サービスをやるのか」「どういう考え方で決めているのか」と聞かれることがあるので、この記事で公開したいと思います。

※状況は常に流動的なので、あくまで現時点です。

現在提供中のサービス(2023年8月時点)

新領域の話をする前に、弊社が提供している現在のサービスを簡単に紹介します。

Education Career

創業後にスタートしたのが教育業界専門の転職エージェント「Education Career」です。なぜ創業したのかといった話は長くなるのでここでは省きます。ご興味ある方は以下の記事をご覧ください。

参考:弊社創業者(現取締役)へのインタビュー

客観的に証明出来るものはないのですが、国内で教育業界を専門にしているエージェントの中ではかなり高いシェアを占めているのではないかと思います。

大中小様々の教育業界の事業者の中途採用を支援しており、多数のクライアントにご支援の実績でも最も高いエージェントと評価して頂いています。

参考:株式会社リクルートより2022年度下期、最優秀エージェントに表彰いただきました

アガルートキャリア

「アガルートキャリア」は、管理部門や経営人材に特化した転職エージェントです。株式会社ファンオブライフは2020年の2月に株式会社アガルートのグループになっています。

アガルートが提供するアガルートアカデミーでは多数の法曹(弁護士・裁判官・検事)を輩出しており、その独自のネットワークを活かして、リーガル領域や企業の管理部門などのご支援をしています。

リーガル、ファイナンス、HR、事業開発など様々な分野で日本を代表するクライアント群のご支援をしています。

参考:アガルートグループへの参画についてのインタビュー動画

人材業界転職ルート

「人材業界転職ルート」は、人材業界専門の転職エージェントで、2023年春に開始しています。

人材紹介、求人広告、人材派遣、人材育成(研修等)、人事コンサルなどの事業を展開する事業者の中途採用を支援しています。

人材業界専門のエージェントを始めた理由は2つあります。

  • Education Careerで問い合わせをいただく求職者には人材業界も検討している方が多い
  • Education Careerのクライアントには社会人教育(研修等)に取組む企業も多く、人材業界と解釈も出来る

と、求職者とクライアント双方にとって、人材業界専門のエージェントサービスを始めることでメリットがあると判断したためです。

不動産転職ルート

「不動産転職ルート」は、不動産業界専門の転職エージェントで、2023年春に開始しています。

不動産転職ルートを始めたのは、グループで提供するアガルートアカデミーの不動産関連講座とのシナジーが大きく見込めると考えたためです。

  • 宅地建物取引士
  • マンション管理士
  • 賃貸不動産経営管理士
  • 競売不動産取扱主任者
  • 土地家屋調査士

など不動産関連の資格講座を提供しており、多くの資格取得者を輩出しています。

そうしたかたの資格取得だけでなく、キャリアの支援も合わせて行うことで、グループ全体として提供出来る価値も向上出来ると考え、サービスを開始しています。

領域を決める際の考え方

前提が長くなりました。

どのように新領域や新サービスを考えているかという話にうつりたいと思います。

まず大前提、株式会社ファンオブライフは、領域に特化した人材紹介事業を展開します。

アガルートグループとしては、事業領域は固定してはいないのですが、ファンオブライフはグループ内で人材紹介事業(中途採用支援事業)を担います。

その上で、どういった領域に事業を展開しようと考えているかの考え方を説明します。

該当領域に強い採用ニーズが構造的・継続的に発生するか(マーケット)

まず、その領域の事業者(マーケット)に強い採用ニーズが存在するかです。

それも一時的な採用ニーズではなく、継続的にかつ構造的に採用ニーズが発生する業界、職種が良いと考えています。これは人材紹介事業をする上でのマスト条件です。このニーズがなければ安定して事業を伸ばすことは出来ません。これに関しては領域ごとに結構深い話があったりするのですが、この記事では省略をします。シンプルに強い採用ニーズが構造的・継続的に発生する領域を対象とすることが多いと理解いただくのが良いのではないでしょうか。

現在の業務オペレーションが活かせそうか

人材紹介の事業は、転職を考えている個人と人材を募集している企業をマッチングするシンプルなビジネスです。

それ故に簡単だと思われがちなのですが、一定の規模に拡大しようとすると、洗練された日々のオペレーションが必要で、高いレベルで継続的に成果を出し続けるのは簡単ではありません。

弊社もまだまだすが、CRMやMAツール、各種クラウドサービス、RPAなどを導入し、日々業務のオペレーションを改善しています。

外部から見ると分かりづらい、こうしたオペレーションが競争優位性になります。

そしてこのオペレーションが活かせるようなマーケット・顧客属性なのかという観点で検討します。

あまりにも対象となる方の志向性や行動が異なると、それに合わせた業務オペレーションが必要になり、既存のオペレーションが活かせません。

今の事業で磨いている業務オペレーションが活かせる領域(取組むことで双方のオペレーションが改善されることがベスト)を対象としています。

独自の強みが存在するか(しうるか)

最後に、構造的・継続的に強い採用ニーズがあり、オペレーションが活用できそうであることと考えられる領域で、ファンオブライフが独自の強みを発揮出来るか(いずれはできそうか)を検討しています。大きく2パターンがありえます。

パターン①オリジナルな求職者集客経路がある

1つ目は、弊社独自の集客経路があるパターンです。

具体的には、アガルートアカデミーで保有している司法試験や予備試験合格者のネットワーク、不動産関連職種のネットワークを活用出来る、アガルートキャリアや不動産転職ルートが当てはまります。こうした事業展開はグループとしてのシナジーも大きいため、今後も積極的に検討しています。

パターン②既存のクライアント取引を活用出来る

2つ目は、既存のクライアントの取引を活用出来るパターンです。

人材紹介事業は個人と企業のマッチングなので、いかに個人と企業を抑えるかが重要です。

完全に新規で立ち上げる場合、クライアント企業を開拓する必要があります。既存の取引先のクライアントに別の角度から人材を紹介出来るようになれば、クライアントの採用支援をより高精度で出来るようになり、事業も立ち上がりやすくなります。

現在の事業でいうと、教育業界専門の転職エージェント「Education Career」で培ったクライアント群には人材育成や研修事業を行っている企業が多数あり、そうしたクライアントは人材業界とも解釈出来るため、双方のサービスからクライアント企業に人材を紹介出来るようになります。こうすることで、企業への採用支援の実績を出しやすくもなりますし、事業の立ち上がりも早くなり一石二鳥です。

上記のような観点で検討をし、新しい領域でサービスを展開するか決定しています。全ての条件を完全に満たすわけではなく、独自の強みは時間軸を長くとったときに構築出来るかという視点でも判断をしています。

以上、参考になれば嬉しいです。弊社の選考を受けて頂ける方で、興味がある方はより詳細などお気軽に聞いていただければと思います。

新領域へのサービスを展開を担う人材を積極的に募集しています

この記事でも説明したように、ファンオブライフでは既存のサービスの拡大はもちろんのこと、新たな領域でのサービスの立ち上げも積極的に行っていく予定です。新しい領域で事業立ち上げに携わりたいという方を積極的に募集しています。少しでもご興味あれば、ぜひご応募ください!ご応募お待ちしています。

  • 佐久間 健光 佐久間 健光取締役早稲田大学大学院経営管理研究科修了。2007年株式会社リクルート入社。HR・ブライダルメディアの営業、商品企画、事業開発、スタディサプリシリーズの事業開発に従事。2015年6月にリクルートを退社し、株式会社ファンオブライフを創業。2020年、株式会社アガルートに同社を売却(M&A)。同年6月株式会社アガルートの取締役に就任。2022年6月ファンオブライフ取締役に就任。

メニューを閉じる