株式会社ファンオブライフ|専門領域に特化した転職エージェント

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弊社代表取締役(当時執行役員)のインタビュー【過去記事】

2023.05.18

こんにちは!株式会社ファンオブライフ マーケティング担当の新保です。

2021年6月に執行役員に就任した糸岡(2022年7月に現在の代表取締役に就任)にインタビューを行いました。

約2年ほど前の内容となりますが、1人目社員として入社した経緯から、「アガルートキャリア」の立ち上げ背景、活躍する社員の特徴などを聞いています。

参考までにご覧ください。※コンサルタント数などは当時のままであるため現在と異なります


糸岡 樹慧(いとおかじゅんけい)筑波大学にて教育学を専攻。教育関連企業にて不登校児支援や家庭教師派遣等に約7年従事。2016年に1人目のファンオブライフ社員として入社。2021年6月、執行役員に就任。翌2022年6月、代表取締役に就任。

ファンオブライフ入社の経緯

――入社の経緯を教えてください

2015年の秋頃、共通の知人を介して創業間もなかった佐久間に出会い、教育業界に特化した転職エージェントを始めたという話を聞いたのがきっかけです。

率直に「面白そう、何かできないか」と思いましたね。

元々、人材ビジネスには興味がありましたし、学生時代のアルバイトや前職で教育関係の仕事をしていたので、話を聞いて人材×教育ということにとても興味を持ちました。

加えて、当時年齢的にも30歳手前ということもあり自分自身のキャリアについて考えていたタイミングでもありました。

前職ではtoCの領域だったので、自分の市場価値を考えた時にtoB経験や新しいスキルを身につけていきたいと思っていたんです。

こういったタイミングも合致して「何か手伝えませんか?」と佐久間に話し、休日や出勤前の時間で手伝うようになりました。

楽しかったので結構ガッツリ手伝ってましたね(笑)半年程して1人目の社員として入社しました。

――当時、既にご家族もいらっしゃいましたよね。その中で社員1人目のスタートアップに転職することに不安はなかったのでしょうか?

前職は約7年在籍し、結婚もして子供も2人目が産まれるタイミングだったので、不安がなかったといえば嘘になりますが、なんとかなるとは思っていました。

というのも、半年程人材ビジネスに携わった中で、どういった仕事内容で、どういった条件でどういった人を募集しているのか、もちろん全てはわからないですが、なんとなくは理解できたというのが大きかったです。

最悪うまく行かなくても、選ばなければ仕事はあるし、妻も働いていたので生きてはいけるとは思いました(笑)

何より、チャレンジしてみたかったんですよね。今やらないと、5年後10年後に果たして同じ決断出来るのか、というのも考えましたね。

そういう意味で、色々な縁、タイミングが良かったと思います。

アガルートキャリアの立ち上げ

――そこから約5年、教育領域専門人材紹介事業の「EducationCareer」も軌道にのって、2020年に新規事業である「アガルートキャリア」を立ち上げましたね。アガルートキャリアについて教えてください。

アガルートキャリアは、弁護士・経営人材専門の転職エージェントです。

立ち上げ背景としては、2020年2月にアガルートグループになったのがきっかけです。

佐久間のインタビュー(※)でも少し触れられていますが、以前から学びとキャリアの連携については考えていました。

弊社はキャリアの支援をしていますが、転職という「点」での支援だけでなく、学びと連動させた「線」での支援ができたらと思っていたので、その想いが合致したアガルートにグループインすることになりました。

アガルートが運営するアガルートアカデミーは司法試験合格者の占有率が40%以上という実績もあり、そういったデータベースを活用できるという強みがありましたし、社会的にも、企業のグローバル化やM&Aなど、ビジネスモデルの変化・拡大に伴って法務人材の重要度が増していて、企業内弁護士(インハウスローヤー)へのニーズも高まっていました。

従来の事務所勤務から企業内弁護士としての選択肢が広がるという社会的意義もある、そういった経緯からアガルートキャリアを始めました。

現在はリーガル領域が中心ではありますが、今後は経営企画、事業開発、マーケティング、HR、ファイナンスなど専門性が高い分野へ領域を拡大していきたいと考えています。

アガルートアカデミーでは司法試験の他にも公認会計士やMBA取得者なども多数輩出しているので、こういった強みも活かしていけるのではないかと考えています。

現在は私の他にシニアコンサルタント1名でリーガル領域を中心にご支援していますが、今後領域を拡大していくにあたって人が足りていないので、プロフェッショナルな領域への知見がある方や、経営人材のご支援に関心がある方に各領域の事業立ち上げをお任せしたいと思っています。

今後はリーガル、経営企画、ファイナンスといった領域毎にエグゼクティブコンサルタント1名、シニアコンサルタント2~3名というような組織を作っていきたいと考えています。

※佐久間インタビュー:スタディサプリ→教育×IT×キャリア領域で起業→M&Aまでのストーリーと今後の事業展開

――エグゼクティブコンサルタントとシニアコンサルタントはどのような違いがあるのでしょうか。

エグゼクティブコンサルタントはよりハイレイヤー層の方のご支援を担当します。

具体的には弁護士資格を有している方、企業法務の中でも役職がある方などレイヤーが高めな方を対応します。

加えて、個人の方のご支援だけでなく、企業や事務所などクライアントとの折衝、そしてシニアコンサルタントのマネジメントも行っていただきます。

一方、シニアコンサルタントは基本的には中堅・メンバークラスの方のご支援を担当します。

企業へのご紹介、選考の日程調整等、クライアント対応も一部行いますが、基本的にはキャンディデイトのご支援に専念するようにしています。

ただ、クライアント理解のために、打合せにはなるべく同席するようにしています。

――クライアントはどのような業界、規模感の企業が多いのでしょうか。

メーカー、商社、医薬品メーカー、ヘルスケアサービス、IT、事務所など、業界・規模ともに幅広いです。

企業規模としては上場・大手企業が多い印象ですが、組織の急拡大を見据え、早くから法務部門を整備したいというスタートアップも増えています。

――アガルートキャリア立ち上げを行う中で難しさを感じているのはどういった部分ですか?

教育領域で培ってきた勝ちパターンみたいなものは通用しないということですかね。

教育領域とプロフェッショナル領域、どちらも同じ人材紹介というビジネスモデルではありますが、特性が全く異なります。

教育領域ではご相談した方の多くが具体的な転職先を探されていることが多かった一方、アガルートキャリアの領域では、恒常的にキャリアの選択肢を模索されていて、転職ありきではなく、中長期的なキャリアの選択肢の一つとして転職も視野に入れている、という方も多いです。

専門性の高い業務をされている方は、所属組織で重要度が高いポジションに就かれている等、一定の評価・待遇を得ていたり業務に大きな不満はなかったりする場合も多いんです。

この特性を理解して、その方のベストなタイミングでしっかりとご支援できるように、継続的な求人のご紹介をすることはもちろん、ご心境の変化を常にキャッチアップして関係構築していくことが大切であると考えています。

――一方でやりがいに感じるのはどういった部分ですか?

大きく2つ感じていることがあります。

1つ目は、専門性の高いプロフェッショナルな領域だからこそ、介在価値もより一層感じられるということです。

特に企業の採用支援においては、採用担当の方も様々な職種を採用しているので、各領域特有のことまであまり詳しくない場合も多いです。

そういった場合にも、専門領域に特化した採用支援のプロとして、領域特有の採用マーケットの動きや、要件の定義、候補者の方の強みや特性を踏まえて採用のアドバイス、ご支援をすることが出来るのでやりがいを感じます。

2つ目は、中長期的なキャリアのご支援が出来るということです。

弊社は2021年8月に、リーガル領域に特化した人材紹介事業を15年程行うエイパス株式会社を吸収合併しました。

アガルートキャリアとして現在ご支援しているのですが、先日お会いした方は最初のご支援から10年以上にわたってお付き合いのある方だったんですよね。

人材紹介はどうしても点の接点になりやすいのですが、その方の人生含めてお付き合いすることになるということも専門性が高い領域だからこその魅力かと思います。

プレイングマネージャーから人材紹介事業の統括・執行役員へ

――この1年程で糸岡さんも教育領域のプレイングマネージャーから、新規事業立ち上げ、人材紹介事業の統括、執行役員への役割変更がありましたよね。何か考え方や心境の変化はありましたか?

以前と同じように自分が全部やっていたらダメだと思いましたね。

これまでと同じ粒度で自分が全部するのではなく、仕組みを作り、任せるべきところとそうでない部分の線引きをするようにしています。

これまで現場でずっとやってきたので実際自分でやるの嫌いじゃないんですよね(笑)

でもそうすると組織としては成長しないので、権限委譲する部分としっかり見ていく部分のバランスは常に考えていますね。

あとは教育領域とプロフェッショナル領域の違いを理解して動くということですね。

正直、アガルートキャリア立ち上げ当初、教育領域での成功体験を引きずっていた部分があり色々失敗しました。

先ほどお話した通り、同じビジネスモデルでも特性は全く異なるので、考え方からKPIの設計、管理ツールなど根本の部分から別物として捉え、日々試行錯誤している段階です。

――会社としても、社員数が倍の規模に増え、フルリモートという働き方へシフトしました。メンバーと関わる上で意識していることはありますか?

大きく意識しているのは2つです。

1つ目は、テキストで相手に分かりやすく意図や物事を伝える事です。

このテキストを受け取った相手はどのように理解するか、どのように感じるかという受けての立場に立った発信を心がけています。

内容はもちろんなのですが、顔が見えないからこそ「!」を付けたり、なんとなく感情がわかるようにしています。急いでいたりすると雑になりがちではありますが(笑)

もちろん、必要に応じて電話やZOOMでフォローするようにしています。

2つ目は、非同期のコミュニケーションであるという前提を理解しておく事です。

目の前にいる状態とは違い、発信したことに対してすぐに応答があるわけではないんですよね。ある人は面談中、ある人は休憩中といった感じで様々なので、すぐに返ってこないかもしれない、という前提を踏まえて発信をするように心がけています。

プライベートと仕事の両立

――プライベートでは2020年に3人目のお子様が誕生されましたね!どのようにご家庭と両立されているのでしょうか?

そもそも弊社は自由度高い働き方を認めているので、そこに助けられているのはとても大きいですね。

2020年11月に第三子が誕生しましたが、産まれて数か月は毎日16時くらいに一度業務を離れて18時頃に再開するという働き方をしていました。

現在妻が育休中なのですが、1人で産まれたばかりの子どものお世話をしつつ、上2人を保育園や学童に迎えに行くというのはなかなか大変なものがあって。

加えて長男はダウン症ということもあり、よりサポートが必要なんです。となると私が迎えに行った方が良いなと思っていて。とはいえそう思っていてもなかなか普通は難しいじゃないですか。

でも私の場合は16時頃業務を切り上げて、保育園、学童と迎えに行き、帰宅してお風呂だけ先に入れて落ち着いた頃に業務を再開する、ということが出来ていました。

そういった働き方を認めてくれているということが非常に有難いですし、だからこそ両立出来ているというのはあります。

決して業務が少なくなる、楽になる、ということではないですが、自分でコントロールしながら進めていける環境にはとても助かっていますね。

今、世の中的にリモートワークが一般化してきているとは思いますが、ほぼフルでやれているところはそんなに多くないと思います。

弊社の場合はリモート前提で勤務しているので通勤時間もなく、それだけで2時間くらい、人によってはそれ以上の時間が変わるので家庭だけでなく、色々な事に時間を割けますよね。

自分で時間をコントロールしつつ、成果はしっかり出していきたいという方にはとても良い環境なのではないかと感じています。

活躍している社員の特徴

――活躍している社員にはどのような特徴がありますか?

領域毎の違いはありますが、全社的な共通項として、「一定自走できること」「成果に貪欲であること」の2つはポイントかなと思います。

良くも悪くも働き方も業務もガチガチに決まっているわけではないんですよね。

ある程度のルールはありますが、成果に繋がるためにはどうしたら良いか自分の頭で考えて打ち手を決めて取り組み、それに対してどうだったのか振り返る、ということをやっていかないと成果は出ないと思っています。

だからと言っていちいち全て指示はしていないので、そういった意味で、成果に貪欲に自走して動ける人というのは必要な条件かなと思っています。

――教育領域とプロフェッショナル領域で違いはありますか?

教育については創業から6年程やってきて、成果に繋がるベースの方法論みたいなことは見えてきている部分もあります。

だからこそ、日々基本的な行動を質・量ともに担保して進めることができるかということは大切だと思います。

当たり前のように聞こえると思いますが、担当して進捗する方が多くなってくるとどうしても選考が進んでいる方にパワーを割きがちになります。

ただ、常に新しい方との面談も行っているので、進捗が増えても基本動作がしっかりとできるか、というのは非常に重要です。

私たちは多くの候補者の方を対応していますが、求職者の方にとっては人生の大きな転機になることなので、どんなに忙しくても新規面談の準備、日程調整等々基本的なことを丁寧に対応することは大切です。

日々数字を追うだけでなく、私たちの対応次第でその方の人生に大きく関わっているということを肝に銘じなくてはいけないと思っています。

プロフェッショナル領域についてももちろん同じような側面はありますが、まだ教育領域ほど勝ち筋というものがあるわけではないので、より自身でインプットしながら行動に移せる人、新しい取り組みを積極的に出来る人、というのが望ましいですね。

現職で一定成果を出されていて、既に方法も固まっている、自分の介在できる部分が狭いということに悩まれている方は、とてもやりがいを感じていただけるのではないでしょうか。

ファンオブライフの報酬制度

――成果に報いる報酬制度も弊社の特徴ですが、その魅力を教えてください。

弊社の報酬制度は、領域関係なく、成果に紐づく業績連動のインセンティブを年4回支給する、というシンプル且つ明確なものにしています。

正直、一定やっていただければ他社と同等以上の水準になると思います。

もちろん人にもよりますが、未経験から入っている方でも前職より3桁万円台で増えているメンバーもいますね。

上限があるわけではないですし、達成すればするほどインセンティブの比率が高まるような設計にしているのでアップサイドを求めることが可能です。

よく制度上これ以上のキャリアアップが望めない、報酬として跳ね返ってこない、ということも耳にしますが、弊社は成果に対してしっかり報酬で返ってくるという点が魅力かと思います。

ただここで1点伝えたいことは、「成果第一主義」ではないということです。

もちろん成果には拘りますが、成果を出せるならなんでもいい、ということではありません。

求職者の方ご本人が望まない、プラスにならないようなキャリアをお勧めすることは絶対にありませんし、弊社経由以外で内定が出た際、そちらに進む方がその方のキャリアにとって良いと思えば、正直にそう伝えるようにしています。

結局、誠実にやっていかないと中長期的にはブランドも毀損しますし、会社としても成長しないと思っています。

よくインセンティブ比率が高い会社は割とそうなりがちだったりすると思いますが、弊社はそういった考え方にはならないようにしています。

――最後に弊社に入社を検討している方にメッセージをお願い致します!

その方がやりたいことやできること、私たちが提供できることがいかにマッチするかだと思っています。

弊社から提供できるものとしては、リモートワークで自由度の高い働き方、事業・組織作りに携わること、成果に対してしっかり報酬を得られることなどがあります。

1つでも当てはまる方、ご興味持っていただいた方は是非話を聞きに来ていただけたら嬉しいです。


アガルートグループイン後に関してはこちらの記事・動画も参考

  • 新保 奈津紀 新保 奈津紀マーケティング2017年にインターネット広告代理店に入社、主に海外向けのリスティング広告運用業務に従事。2018年12月、株式会社ファンオブライフに入社。コンテンツマーケティング、リスティング広告、SNSなど幅広いチャネルを活用し、自社サイト集客を担当。愛犬2匹(キャバリア・ポメラニアン)が生きる原動力。

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