2020-10-08
ウィズコロナ時代の転職活動の変化

現在進行系で流行しているコロナウィルスによって、急激に私達のライフスタイルや働き方は変わりました。
在宅勤務が導入された方や、日々の暮らしでマスクをするようになった方も多いのではないでしょうか。
都心を脱して、郊外に移住する方も増えているというような話も聞きます。
コロナウィルスは、転職活動にも影響を与えています。
今回は、今後コロナウィルスとともにある日常「ウィズコロナ」での転職活動の変化を解説します。
目次
ウィズコロナの転職活動でも本質は変わっていない
大前提、ウィズコロナでも転職活動の基本的な構造は変わっていません。
企業が中途採用をする目的は、自社の事業を成長させたり伸ばすためです。
また、転職活動を行う個人から見ても、何のために転職をするのかという転職の理由・軸が転職活動において最も重要であることに変わりありません。
選考は、求人を行う企業と求職者のその要望をマッチング・すり合わせるためにあり、これもコロナ以後で変化したわけではありません。
コロナによって変わることはもちろんありますが、本質的なことは変わっていないということを忘れないでおきましょう。
ウィズコロナの転職活動で変わったこと・変わること
ここからは本題である、コロナ以後の転職活動で変わったことについて話したいと思います。
ウィズコロナの転職活動で変わったこと、変わることは
- 求人の数
- 選考の難易度
- 選考の方法
- 働き方
- 転職活動の軸
の5点があげられます。
求人の数
コロナ以降、求人の数は減少しました。特に飲食や旅行関連産業、製造業などで顕著に減少しています。
コロナウィルスによる経済活動の自粛などで大きなダメージを受けている産業は、雇用の維持も難しい企業が多いので、新規求人どころではありません。
こうした産業以外でも多くの業界で求人数の減少が見られました。
全体数で言えば減少傾向ですが、一方で求人が増えている産業もあります。
例えばコロナによって業績をのばしている、
- デリバリー系の企業
- EC関連事業者
- オンラインでのサービス事業者
などはコロナの影響をむしろ追い風に積極的に募集を行っています。
選考の難易度
選考の難易度、簡単に言えば転職の難易度が上がりました。
先程の求人の数と職を失っている方の増加もつまり求人倍率も影響しますが、ウィズコロナの時代には転職活動の難易度も変わっています。
この数年は、景気が良く多くの企業が積極的に中途採用を行っていました。
人員不足で事業運営がままならない企業も多かったので、要件を低めにした未経験者や第2新卒と言われる採用も多くありました。
複数内定をもらい比較して、転職先を決めることもしやすかったと言えます。
それがコロナの影響で一変しています。
未経験者や第2新卒歓迎の求人は大きく減り、こうした年代の転職活動の難易度は大きく上がっています。
経験者採用の求人は残ってはいるものの採用のハードルが高くなり、書類選考や面接の通過の難易度が上がっています。
この数年間よりも、転職活動の難易度は大きく上がったと言えるでしょう。
選考の方法
ウィズコロナ時代はウェブ面接が一気に進んでいて当たり前になっています。
今までもIT関連の企業などでは行われていました。
一次面接などで行われるのが多かったのですが、今では最終面接までウェブ面接で行うことも多いです。
このことは求職者にとっては、移動の手間や時間などを考えると、良いことと言えるでしょう。
▶WEB面接初めてでも大丈夫!注意点との選考突破のための3つのコツ
働き方
ウィズコロナで働き方は大きく変化しています。
コロナウィルスによって、在宅勤務を導入する企業が一気に増えました。
特にIT関連の企業では、在宅勤務・リモートワークが当たり前になっています。
勤務地やオフィス環境を考慮して転職先を選ぶのが当たり前だったのが、在宅やリモート勤務がどれくらいできるのかという点も企業選びの一つのポイントになりつつあります。
転職活動の軸
先述した在宅勤務やリモートワークが可能かという点で、求職者の転職活動の軸にも変化が生まれています。
仕事内容や年収などの条件は変わりませんが「どれくらいリモートワークや在宅勤務が許容されるのか」という働き方が新しい転職活動の軸として当たりまえになっています。
在宅勤務を前提に居住地を郊外や地方に移したり、ライフスタイルを考え直すきっかけにもなっているようです。
また、企業を見る基準として、そうした危機に対する対応をどの程度行っている企業なのかという視点も生まれているように思います。
まとめ
冒頭にも述べたようにウィズコロナの時代においても転職活動の本質的な部分は変わりません。
しかし、その手法や取り巻く環境には大きな変化がありました。
こうした変化を嘆いていても何も始まらないので、変化をチャンスと捉え柔軟に対応すれば、より良いキャリアを得られる可能性が高まると思います。
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転職活動で転職エージェントを利用すべき最大の理由
転職を考えたらまずは転職エージェントを利用することをおすすめしています。
- 転職エージェントしか保有していない求人があるから
- 無料で書類や選考対策が出来るから
- 効率的な転職活動が可能
- 条件交渉がしやすい
転職エージェントの利用には、上記のようなメリットがありますが、転職エージェントしか保有していない非公開求人があるというのが最大のメリットです。
中途採用の求人は、企業によっては、特定の転職エージェントにしか依頼をだしていなかったり、一般には公開せずに転職エージェントにのみ、求人の情報を公開していることがあります。
そうした求人は、個人で転職活動をする限り見つけられません。非公開求人に応募するには、転職エージェントを活用するしかないのです。
他にも、選考対策によって通過率が向上したり、日程調整や各企業とのコミュニケーションを代行してもらえる、年収やその他の条件などの交渉がしやすいといった点はメリットですが、最大のメリットは「転職エージェントしか保有していない求人がある」ことです。
大手2社+専門性の高いエージェント1社を利用するのがおすすめ
先程、転職エージェントの最大のメリットは非公開求人にあると説明しました。
一般的に非公開の求人を多く保有しているのは、大手の転職エージェントです。
一方で、特定の領域に特化した転職エージェントは求人数は大手ほどではありません。しかし、強みとしている領域の企業の非公開求人や情報を豊富に保有しています。
そのため、転職エージェントは、大手の転職エージェントを2~3社、自分に関心のある特定領域に強い転職エージェントを1社利用するのがよいでしょう。
大手の転職エージェントで紹介される求人で、転職市場全体の相場観を理解し、特定領域のエージェントで興味のある分野の詳細を聞いていくのがおすすめです。
大手の転職エージェントの複数利用をおすすめしているのは、担当者との相性が理由です。
転職エージェントとは一定期間、密なやり取りをすることになるので、相性の良い方・信頼出来る方を選びましょう。
そのためにも複数の転職エージェントを活用し、信頼出来る方を選ぶべきです。
続いて、おすすめ出来る大手の転職エージェントと、専門・特化型エージェントを紹介します。
おすすめの大手転職エージェント
大手の転職エージェントは広告も積極的に行っており、ご存知のサービスも多いかもしれません。
こうした大手の転職エージェントは多くの求人数を保有しており、様々なタイプの方に対応が可能です。どんな方にもおすすめできる転職エージェントといえるでしょう。
- 転職支援実績N0.1の【リクルートエージェント】
- 保有している求人の80%以上が非公開で相談時に自分にあった求人が見られる「DODA
」
- 親身なサポートに定評のある「パソナキャリア
」
- 外資系企業やハイクラスの人材に強い「
JAC Recruitment」
などがあります。
おすすめの専門・特化型転職エージェント
専門や特化型転職エージェントは、CMなどのマスプロモーションは行わないため、一般的には知名度が高くありません。
しかし、専門の領域では大手を超える実績や情報をもっていることもあります。
- 採用背景の解説
- 求人内容の詳細説明
- 書類選考対策
- 面接対策
専門特化型の転職エージェントは上記のような、転職活動のサポートもじっくり行う傾向があります。
丁寧なサポートをしてほしい、興味・関心がある程度定まっている方は積極的に活用すべきです。
- 士業・管理部門の転職エージェント「アガルートキャリア」
- 広告・Web・マスコミの転職はマスメディアン
- 既卒やフリーターに特化した転職エージェント「ウズキャリ
」
- 教育業界専門の転職エージェント「Education Career」(弊社運営)
- 教育・人材・IT領域に強い転職エージェント「ファンオブライフ」(弊社運営)
などがあります。上記のような領域に興味・関心があるかたは、こうした転職エージェントを活用しましょう。
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