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2019-04-15

プロジェクトマネージャーとは?仕事内容や資格の概要、必要なスキルは?

この記事では、プロジェクトマネージャーという職種の役割や、プロジェクトマネージャ試験(PM)という国家資格の概要と難易度などについて説明しています。

プロジェクトマネージャーという職種に興味がある人に向けて、具体的な仕事内容や年収、そして実際にプロジェクトマネージャーになるために必要なスキル・経験なども説明していますので、ぜひ参考にしてみてください。

プロジェクトマネージャーとは

プロジェクトマネージャーとはいったいどんな職種なのか、まずは仕事内容について整理していきます。

プロジェクトマネージャーの役割(役職)

「プロジェクトマネージャー」という職種は、主にIT・WEB業界で活躍する職種のことで、担当する仕事は大きく以下の2つに分けられます。

  • クライアントの課題やユーザーのニーズを踏まえて、ソフトウェア・WEBサービスなどの企画・設計を行う
  • 出来るだけスムーズにソフトウェアの開発が進行するように開発現場をマネジメントする

SIerなどのBtoB業界で働くプロジェクトマネージャーの場合は、クライアントの課題を整理するコンサルティングスキルも必要ですし、経営的な観点での思考力~開発に関する知識まで、幅広い能力が要求される仕事です。

プロジェクトマネージャーとプロジェクトリーダーの違いは?

プロジェクトマネージャーと混同しやすい職種としてよく挙げられるのが、プロジェクトリーダーです。

プロジェクトリーダーは、開発のディレクションや現場のマネジメントなどを担当する職種です。プロジェクトマネージャーのように、ユーザーニーズを踏まえた事業企画などの経営的な視点は基本的にそこまで要求されません。企画書の内容をもとにして開発するシステムやサービスの設計を行い、それを要件定義書というドキュメントに整理して、エンジニアの開発をリードするのが主な仕事です。

より身近な職種で置き換えるとプロデューサー(プロジェクトマネージャー)とディレクター(プロジェクトリーダー)のような関係といえます。

とはいえ、この2つの職種は、実はそこまで厳密に分けられているわけではありません。

会社によってはプロジェクトマネージャーのことをプロジェクトリーダーと呼ぶ場合もありますし、両者の仕事内容がほぼ同じということもあるので、それぞれの仕事内容を理解しておけば問題ありません。

プロジェクトマネージャーになるには?

実際にプロジェクトマネージャー(PM)になる具体的な方法は、大きく以下の3つに分けられます。

  1. エンジニアやディレクターからPMになる
  2. 他の職種でのマネジメント経験を活かしてPMになる
  3. 新卒でいきなりプロジェクトマネージャーになる

エンジニアやプロジェクトリーダーからPMになる

1つ目は、プログラマー・デザイナー・プロジェクトリーダーとしてまずは開発現場で経験を積み、そこからプロジェクトマネジャーにキャリアアップしていくパターンです。現場でマネジメント経験を積みつつ、経営的な視点や企画・分析力なども鍛えていく必要があります。

他の職種でのマネジメント経験を活かしてPMになる

IT / WEB業界以外の仕事からプロジェクトマネージャーに転職することも、場合によっては可能です。部署やチームのマネジメント経験を、そのまま開発現場でのディレクションに活かせる可能性があるからです。ただし自分で実際にプロダクトを開発した経験や知識も必要になるので、それは別途仕事以外の時間をつかって習得する必要があります。

新卒でプロジェクトマネージャーになる

3つ目は、最初から新卒でプロジェクトマネージャーとして入社するという方法です。実際にマネジメント経験がなくても、プロジェクトマネージャーに必要なスキルや素養を持っていると判断されれば、最初に何回かアシスタントなどを経験して、すぐにプロジェクトマネージャーとして仕事をするパターンもあります。

プロジェクトマネージャーに必要な資格は?

ここでは、プロジェクトマネージャーに関係する資格をいくつか紹介します。

プロジェクトマネージャ試験(PM)

まず1つ目は「プロジェクトマネージャ試験(PM)」です。こちらは情報処理技術者試験の中でも最高難度にあたる難しい国家資格で、IT系資格の中でも特に技術者に取らせたい資格として評価されています。

平成30年の試験での応募総数は18,212名で、合格率は13.2%となっています。前回もほぼ同じ13.1%でした。(参考:「情報処理推進機構の実績」)

受験資格

プロジェクトマネージャ試験(PM)を受けるために必要な条件や受験資格は特にありません。

試験の対象者

高度IT人材として確立した専門分野をもち、システム開発プロジェクトの責任者として、プロジェクト全体計画(プロジェクト計画及びプロジェクトマネジメント計画)を作成し、必要となる要員や資源を確保し、計画した予算、納期、品質の達成について責任をもってプロジェクトを管理・運営する者

プロジェクトマネージャ試験(PM) / IPA」より、上記とされています。

試験の概要と合格基準

プロジェクトマネージャ試験(PM)は、1日かけて行われる試験で、大きく以下の4つに分けられています。

午前Ⅰ
  • 試験時間:9:30~10:20 ( 50分 )
  • 出題形式:多肢選択式(四肢択一)
  • 出題数:30問
  • 解答数:30問
午前Ⅱ
  • 試験時間:10:50~11:30 ( 40分 )
  • 出題形式:多肢選択式(四肢択一)
  • 出題数:25問
  • 解答数:25問
午後Ⅰ
  • 試験時間:12:30~14:00 ( 90分 )
  • 出題形式:記述式
  • 出題数:3問
  • 解答数:2問
午後Ⅱ
  • 試験時間:14:30~16:30 ( 120分 )
  • 出題形式:論述式
  • 出題数:2問
  • 解答数:1問

午前Ⅰ~ 午後Ⅰまでの3つは約60%以上正解で合格となり、最後の午後Ⅱの試験はA~Dの4つのうち、最高ランクのAで合格となっています。点数換算するとこちらも約60点以上がボーダーになります。(参考:平成30年春期 プロジェクトマネージャ試験合格発表 分析コメントと今後の対策 /(株)アイテック IT 人材教育研究部

「ITストラテジスト試験」や「PMP®」という試験も

関連する資格として、他にも「ITストラテジスト試験」や「PMP®」という試験があります。ITストラテジスト試験については以下の記事で詳しく説明していますので、興味のある方はこちらもあわせてチェックしてみてください。

https://learnup.jp/2019/03/20/about-itstrategist/

プロジェクトマネージャーになるために必要なスキルや経験は?

プロジェクトマネージャーに必要なスキルや経験は、大きく以下の5つに分けられます。

  • コミュニケーション力
  • マネジメント力
  • 開発に関する知識・経験
  • 柔軟性
  • 戦略立案力・企画立案力

以下でそれぞれを詳しくご説明します。

コミュニケーション力

まず1つ目はコミュニケーション力です。お客さんの対応や交渉力はもちろんですが、プロジェクトマネージャーとしての仕事のゴールは、実際にソフトウェアを開発することで、そのためには多くの人の協力を得ながら現場での開発をスムーズに進める必要があります。

現場での開発をスムーズにすすめるためには、開発者との認識にズレがないかこまめに確認したり、現場の開発者が出来るだけ気持ちよく仕事ができるように、相手の立場に立って考え行動することが必要になります。

マネジメント力

予算やスケジュールの見積もりを行ない、それらが計画通りに進むように管理するマネジメント力も必要です。先ほどのコミュニケーション力の場合と同じく、プロジェクトを推進する事も大事な能力ですが、出来るだけ幅広い視点で物事を考えたり、色々なことを想定してバッファを設けておくなど、客観的にプロジェクトを見つめるスキルも必要になります。

開発に関する知識・経験

システムの設計や要件定義を行うために必要な知識は、当然しっかりとあったほうがいいに越したことはありません。実際に自分が手を動かす事はなくても、現場からの信頼に関わってくる大事なポイントです。

ただ、どこまで開発に関する知識やスキルを要求するかは、会社によっても変わってくると思います。

基本的な知識しかない人でも、コミュニケーション力が高ければエンジニアとの連携も取りやすくなり、しっかり協力してもらいながら現場をリードすることができます。相手の立場を尊重することを忘れずに、自分の得意なことを伸ばしていくのもひとつの方法です。

柔軟性

4つ目は柔軟性です。基本的に開発が計画通りスムーズに進む事は稀で、進めていくうちに様々な問題が発生するからです。そうなった際に出来るだけスピーディーに問題を解決できないと現場のモチベーションも下がっていき、最悪スケジュールの遅延につながってしまう可能性もあります。

戦略立案力・企画力

最後の5つ目は、戦略立案力や企画力です。プロジェクトマネージャーの仕事は現場をリードする事だけではなく、クライアントのビジネス状況や業界でのポジションなどを踏まえた提案力も場合によっては必要になります。

もちろんこれは自社のプロダクトを企画する場合にも必要なことで、会社の売り上げUPにつなげるために、ビジネスの戦略や高品質なプロダクトの設計を行う企画力も大切になります。

プロジェクトマネージャーになるために英語力は必要?

プロジェクトマネージャーを目指すにあたり、英語力は必須のスキルではありません

会社によっては必須のスキルにしているところもありますが、どちらかというとあれば優遇されるスキルのひとつです。自分が興味を持っている会社の募集要項をチェックして、どこまで英語力の習得にリソースを割くべきか判断していきましょう。

プロジェクトマネージャーの年収はどれくらい?

プロジェクトマネージャーの最低年収はざっくりというと500万円前後と、他のIT/WEB系の職種に比べて比較的高めな場合が多いようです。エンジニアやプロジェクトリーダーといった職種では、ここから約50~100万円ほどダウンします。

ちなみに厚生労働省の「平成29年賃金構造基本統計調査の概況」によると、情報通信業の30~34歳の平均年収は約330万と、全部で12ある業界の中でも3番目に高い数字となっています。

プロジェクトマネージャーのキャリアパスは?

プロジェクトマネージャーを経験した後の、次のステップとして考えられる職種は、大きく以下の3つです。

ITコンサルタント

ITコンサルタントになると開発にはほぼ関わらず、主に戦略立案や企画などのビジネス面のアドバイスなどを中心に担当する事になります。プロジェクトマネージャーを経験してみて、よりビジネス面の方に興味をもった場合はこちらの道を検討してみるのもひとつです。

社内SE

ビジネスも開発もどっちも担当したいし、もっと大きな裁量権をもって仕事がしたい、そして場合によっては自分が発注する立場も経験したいという場合は社内SEという職種に転職するのもひとつです。社内SEは自社のビジネスの課題をシステム面から解決する職種のことで、プロジェクトマネジャーと同じようにビジネス思考力と開発力の両方が要求される職種になります。

あと社内SEの場合、クライアントが存在しないので仕事量などをコントロールしやすく、比較的ワークライフバランスも保ちやすいといわれています。

プロデューサー(BtoC領域 )

SIerなどのBtoB領域で仕事をする人は、経験をつんで、直接ユーザーにサービスを提供するBtoC領域の会社に転職するというキャリアもあります。その場合、プロデューサーやWEBディレクターという職種になりますが、必要なスキルはプロジェクトマネージャーとほぼ一緒です。そしてクライアントに求められるものを考える必要がなくなるので、出来る事の自由度も広がります。

転職活動で転職エージェントを利用すべき最大の理由

転職を考えたらまずは転職エージェントを利用することをおすすめしています。

  1. 転職エージェントしか保有していない求人があるから
  2. 無料で書類や選考対策が出来るから
  3. 効率的な転職活動が可能
  4. 条件交渉がしやすい

転職エージェントの利用には、上記のようなメリットがありますが、転職エージェントしか保有していない非公開求人があるというのが最大のメリットです。

中途採用の求人は、企業によっては、特定の転職エージェントにしか依頼をだしていなかったり、一般には公開せずに転職エージェントにのみ、求人の情報を公開していることがあります。

そうした求人は、個人で転職活動をする限り見つけられません。非公開求人に応募するには、転職エージェントを活用するしかないのです。

他にも、選考対策によって通過率が向上したり、日程調整や各企業とのコミュニケーションを代行してもらえる、年収やその他の条件などの交渉がしやすいといった点はメリットですが、最大のメリットは「転職エージェントしか保有していない求人がある」ことです。

大手2社+専門性の高いエージェント1社を利用するのがおすすめ

先程、転職エージェントの最大のメリットは非公開求人にあると説明しました。

一般的に非公開の求人を多く保有しているのは、大手の転職エージェントです。

一方で、特定の領域に特化した転職エージェントは求人数は大手ほどではありません。しかし、強みとしている領域の企業の非公開求人や情報を豊富に保有しています。

そのため、転職エージェントは、大手の転職エージェントを2~3社、自分に関心のある特定領域に強い転職エージェントを1社利用するのがよいでしょう。

大手の転職エージェントで紹介される求人で、転職市場全体の相場観を理解し、特定領域のエージェントで興味のある分野の詳細を聞いていくのがおすすめです。

大手の転職エージェントの複数利用をおすすめしているのは、担当者との相性が理由です。

転職エージェントとは一定期間、密なやり取りをすることになるので、相性の良い方・信頼出来る方を選びましょう。

そのためにも複数の転職エージェントを活用し、信頼出来る方を選ぶべきです。

続いて、おすすめ出来る大手の転職エージェントと、専門・特化型エージェントを紹介します。

おすすめの大手転職エージェント

大手の転職エージェントは広告も積極的に行っており、ご存知のサービスも多いかもしれません。

こうした大手の転職エージェントは多くの求人数を保有しており、様々なタイプの方に対応が可能です。どんな方にもおすすめできる転職エージェントといえるでしょう。

などがあります。

おすすめの専門・特化型転職エージェント

専門や特化型転職エージェントは、CMなどのマスプロモーションは行わないため、一般的には知名度が高くありません。

しかし、専門の領域では大手を超える実績や情報をもっていることもあります。

  • 採用背景の解説
  • 求人内容の詳細説明
  • 書類選考対策
  • 面接対策

専門特化型の転職エージェントは上記のような、転職活動のサポートもじっくり行う傾向があります。

丁寧なサポートをしてほしい、興味・関心がある程度定まっている方は積極的に活用すべきです。

などがあります。上記のような領域に興味・関心があるかたは、こうした転職エージェントを活用しましょう。

転職エージェントの相談は無料?その理由と仕組みは?(転職エージェントについて知りたい方向けの内容です)

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