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2019-08-09

エン・ジャパンの2019年3月期決算。売上高487.3億円(前期比+19.7%)、営業利益116.6億円(前期比+21.1%)

エンジャパンの2019年3月期決算説明会資料

この記事では、エン・ジャパンの2019年3月期の決算をまとめています。

業績の概要、次期の見通し、今後の戦略について、決算発表資料・説明会資料を元に解説します。

エン・ジャパンの2019年3月期の業績概要

エン・ジャパンの2019年3月期の通期売上高は487.3億円(前期比+19.7%)でした。

営業利益は116.6億円(前期比+21.1%)、経常利益118.3億円(前期比+24.3%)、当期純利益8.1億円(前期比+16.7%)と、増収増益です。

営業利益率は23.9%(前期比+0.3%)、経常利益率は24.3%(前期比+0.4%)でした。

エン・ジャパンは財務会計基準セグメントを「採用事業」「教育・評価事業」としています。

セグメント別の売上高は、「採用事業」475.0億円(前期比+20.3%)、「教育・評価事業」13.1億円(前期比-1.7%)でした。

「採用事業」は、『エン転職』『エン派遣』『エンバイト』『ミドルの転職』『AMBI』等、主要求人サイト全般で売上増となりました。

エン・ジャパンの2020年3月期計画

エン・ジャパンの2020年3月期業績は、売上高600億円(前期比+23.3%)、営業利益122億円(前期比+5.1%)を見込んでいます。

この通りになると、営業利益率は20.3%(前期比-3.6%)になります。

エン・ジャパンは、2020年3月期よりセグメント区分を変更します。

財務会計基準セグメントを「人材サービス」(単一)にし、管理会計基準セグメント5区分(「国内求人サイト」「国内人材紹介」「海外事業」「HR-Tech」「その他事業・子会社」)を新設します。

以下で、管理会計基準セグメント別の業績計画を説明します。

国内求人サイト事業

国内求人サイト事業は、売上高338億円(前期比+7.6%)、営業利益122億円と計画しています。

主力サービスである「エン転職」は今後の安定的な利益成長のため、顧客のターゲット及びエリアを集中し、営業組織体制を再編成するようです。

国内人材紹介事業

国内人材紹介事業は、売上高128.3億円(前期比+15.1%)、営業利益15.2億円を見込んでいます。

「エンエージェント」は、中長期での売上高拡大を目指しています。2020年3月期は先行投資として、人員の増強を行うようです。

海外事業

海外事業は、売上高111.2億円(前期比+139.7%)、営業利益9.2億円を見込んでいます。

M&Aによりインドの派遣会社が加わり、売上高は大幅に増加する見込みです。

  • ベトナム
  • インド
  • 中国
  • シンガポール
  • タイ
  • オーストラリア

海外事業は上の6か国において求人サイト・人材紹介・IT派遣を行っていますが、特に成長が見込まれるベトナムとインドに注力する方針です。

HR Tech事業

HR Tech事業は、売上高5億円、営業利益-12.4億円を見込んでいます。

積極的な投資を実施するため、2020年3月期は赤字計画です。地方エリアを中心にマネタイズのトライアルを開始し、来期以降の拡大基盤を構築していく方針です。

国内その他事業・子会社

国内その他事業・子会社は、売上高21.3億円(前期比+5.4%)、営業利益-290億円を見込んでいます。

売上高は、教育評価サービス「ゼクウ」で安定的な成長を見込んでいます。

営業利益は、新規事業関連の先行投資により赤字計画です。

エン・ジャパンの今後の成長戦略

エン・ジャパンは、2022年3月期に売上高850億円(2019年3月期比+74%)、営業利益230億円(2019年3月期比+97%)を目指す「新中期経営計画 2020-2022」を策定しました。

既存の国内求人サイト・人材紹介事業は成長のドライバーとして拡大、新規としてテクノロジー分野でのM&Aを強化することで、中長期的な成長を目指しています。

以下でセグメント別の戦略を紹介します。

国内求人サイト事業

求人サイト全体としては、利益の成長を重視する方針です。主要求人サイト別の方針は以下の通りです。

  • エン転職:利益成長重視、顧客・エリアを集中
  • ミドルの転職:利益成長を重視
  • AMBI:売上高成長を重視
  • エン派遣:利益成長を重視
  • エンバイト:利益成長を重視

国内人材紹介事業

エン・ジャパンが保有する求人サイトのデータベース(エン転職・ミドルの転職・AMBIなど)を人材紹介事業を組み合わせることで、売上高とシェアの拡大を目指しています。

ポテンシャル層(新卒・第2新卒)~ミドル・ハイクラス層(30代以降)までをカバーすることで、人材紹介市場におけるシェアを拡大していくようです。

海外事業

海外事業は、特に成長が見込まれるベトナム及びインドにリソースを注ぐ予定です。

ベトナムではエリア・サービスの拡充、インドではITエンジニアの資産を多様なサービスとして提供することで成長を目指しています。

HR Tech事業

HR Tech事業では、日本最大級の人事プラットフォームを目指し「engage」を拡大します。

人材に関わる全ての企業活動を一元化した「engage」は、2019年3月時点で利用社19万社を突破しました。

2021年3月期にはマネタイズを拡大し、2022年3月期には高収益モデルとして確立させることを目指しています。

新規事業

エンジャパンは2022年3月期までに、総額200億円の投資枠を設けています。

国内はTechサービスの成長につながる領域、海外はベトナム・インドの強化につながる領域においてM&A・出資を行う方針です。

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